きっちーさん的良楽曲 2023年上半期
きっちーさん的良楽曲 2023年上半期編です。
今シーズンはあまり曲数を聞いていないのだけれど、同じ曲を死ぬほど繰り返して聞いていた気がする。ツボにはまった曲と出会うと1曲リピートで数時間聞いたりするのを平気で1週間くらい連続でやってしまう癖があるけど、今シーズンは特にそれが多かった気がします。
な?/ジエメイ
作詞/kentoshan
作曲/kentoshan
編曲/kentoshan
たまたま知った名古屋発のアイドルグループ。純粋に曲がかっこよくて歌がうまいので、さすがにもっと伸びていい。様々なエンタメコンテンツに対して思ってることだけど、名古屋のエンタメは閉塞感があって天井が近い気がしているので、運営もファンも中途半端な都会感で纏まらずに視野を広げてほしいなぁというぼやき。
私うまく笑えなくて/ニッポンの社長 ケツ
作詞/並木裕子
作曲/並木裕子
編曲/並木裕子
あらびき団の特番でやっていて知った、ニッポンの社長のケツになかにある女性の人格である並木裕子が作詞作曲した曲。相方の辻さんには歌詞の意味がわからんとか言われたり、ネタとして扱われることがあるけど、それにしてもいい曲すぎる。
っぽ(NO WAVE)/AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
作詞/AIR-CON BOOM BOOM ONESA
作曲/CMJK
編曲/CMJK
エアコンぶんぶんお姉さん、通称こんねきがアーティストとしてプロデュースされた楽曲がかっこよすぎる。つかみどころのない芸風と突飛なキャラクターから一転して、歌うと表現力が抜群なのにびっくり。印象が違ってめちゃかっこいい。
Super Candy Funk/入野自由
作詞/sooogood!
作曲/sooogood!
編曲/sooogood!
初聴でちょっと意味わかんなくなって混乱してくるくらいトリッキーな応酬なのにグルーヴ感がずっとあってオシャレ。声優ソングのカテゴリで片づけるにはもったいない。
摩訶不思議をダイスキダ/丹羽灯莉(CV.進藤あまね)
作詞/結城アイラ
作曲/神田ジョン
編曲/神田ジョン
全く知らない作品のキャラクターソングだけれど延々とループしてしまうくらい可愛くて、カテゴリではなくジャンルとしてのアニメソングの本質を突いたような構成と音色と展開とリズム感。ドラムのリズムの取り方がころころ変わるのがとても好き。
ソワレ/星街すいせい
作曲/岩見陸
まじで腰を抜かしたぶっ壊れ曲。流し聞きしてて最初のほうはあーはいはいこういう曲ねーとか思ってたらサビでひっくり返ってしまった。ほんとに何が起きてるかわかんなくて理解するために延々と聞いてしまった。サビの下への転調と原キーへ戻るあたりのシームレスさが怖すぎる。AメロとBメロも1番と2番でオケが全然違うし全部盛りで贅沢すぎる。サビの疾走感がエグいから落ちサビの後の拝啓ソワレのあたりの高揚感がすごい。4分弱で感情をここまで昂らせられるのほんとどうかしてる。ここ最近で完全にナナホシ作品に刺されまくってる。
楽の上塗り/CYNHN
作詞/渡辺翔
作曲/渡辺翔
編曲/eba
ebaさんのピアノのアレンジがかっこいい!!MVも奇麗だし、さわやかな曲に乗せて先の見えない不安な人生を歌うのが非常にCYNHNらしい。音域とメンバーの声質が合いまくってるので聞いててほんと気持ちいい。MVの落ちサビで背景のブルーシートが砕け散るところの解放感凄い。曲のサビで一番目立つフレーズが"人生"なのパワーワードで豪が深いの非常にいい。人生。
めっちゃオンリーユー/DIALOGUE+
作詞/竹内サティフォ
作曲/ONIGAWARA
編曲/ONIGAWARA
ONIGAWARA提供曲大好きマンなのでONIGAWARAがDIALOGUE+にはまってるのが非常にうれしい。「どうせマスクするしメイクなんて適当に済ましておけば」みたいに、現代的で時事的な感情を書くのがとても好き。田淵さんはどっちかというと普遍的な歌詞を書く方なのでこれも対比になってて良い。
ハンドメイド流星雨 SILENT ver./十五少女
作詞/平牧仁
作曲/平牧仁
編曲/平牧仁
応援してるボーカリストがこのコンテンツに参加するという情報を聞いて、過去作とかもいろいろ聞いてみたらこの曲が非常に刺さった。フレーズの繰り返しと音の重なりが厚くなっていくのがとてもきれい。オタクは軽率に転調で堕ちる。
熱波/fishbowl
作詞/ヤマモトショウ
作曲/ヤマモトショウ
編曲/ヤマモトショウ
ヤマモトショウさんが企画とかオーディションから全面プロデュースしてる静岡県のローカルアイドルで、名前はずっと知ってたし評判もずっと良いしヤマモトショウさんプロデュースなら外れはないとわかっていつつもずっと通ってなかったんだけど、腹を括って全曲一気に聞いてみたら案の定名曲ばかりだった。静岡ご当地だけあって静岡の名産をテーマにしていて、この曲は全国からサウナ好きが集まる名店サウナしきじをテーマにしていて、数年前に友人と行った景色も相まってテンション上がった。
作詞/田淵智也
作曲/田淵智也
4つ打ちのリズムとコーラスが気持ちいい。ポップでさわやかでノリがいいから中毒性がある。
大正毛断嬢/真壁寂室
作詞/真壁寂室
作曲/真壁寂室 / ヒバリタカチカ
編曲/ヒバリタカチカ
男性ボーカル版のずとまよみたいな技巧と仕掛けの凝縮。爽快感とノリの良さが気持ちいい。
最終兵器ディスコ/少年キッズボウイ
作詞/アオキコーシ、アキラ
作曲/アオキコーシ、アキラ、きもす
ラジオで流れてて1コーラスくらい聞いてビビっと来たのですぐ曲名を調べて聴いてみたらあまりにも好きすぎる奴だった。女性ボーカルと男性ボーカルとギターとベースとドラムとトランペットのそれぞれが主張が強いのにしっかりまとまっていて、大団円感すらある。このレビュー記事を読んでさらに納得があるというか、エネルギーの発散方向が戦争へのアンチテーゼみたいなポップの中にある音楽のエネルギーもある。俺が死んで葬式をあげてくれるとしたらこの曲をかけてほしい。火葬されるときにみんなで踊ってほしい。死ぬ時くらいみんな踊ってほしいし、死ぬ時くらい転調したい。
きっちーさん的良楽曲 2023年下半期編へ続く…