きっちーさん的良楽曲 その2
きっちーさん的良楽曲 その2
~2014年
自室テレビの録画機能を手に入れて毎日のようにアニメを見ていた時期。
いわゆるキャラクターソング(声優さんがキャラクター名義で歌唱する曲)にハマっていたことが明らかにわかる。
12ヶ月/鈴木結愛(CV.西明日香)、佐藤陽菜(CV.明坂聡美)、高橋葵(CV.荻野可鈴)、田中心春(CV.大橋彩香)
作詞/井上純一
作曲/井上純一
編曲/Hajime(from LiLi)
「てさぐれ!部活もの」ED曲。OP、本編とふざけ倒しているのに、EDではど直球のバラード。高校1年から3年が在籍している部活動のその部員と過ごせるのは1年間しかない、という急に本質を突くあたり、コメディとの対比が上手い。
曲自体音域がかなり広く、サビでは下ハモしかやらない人もいるくらいだが、そのディレクションも相まってアニメソングのレベルを上げる完成度が高い楽曲だと感じる。
キラキラBaby×Baby/高橋葵(CV.荻野可鈴)、宇佐美陽菜(CV.小松未可子)
作詞/井上純一
作曲/井上純一
編曲/Hajime(from LiLi)
てさぐれ!部活もの すぴんおふよりキャラクターデュエットソング。軽快なロックにのせたどこか懐かしさを感じる楽曲。てさぐれ!を含む石ダテ監督作品の殆どの楽曲を井上純一氏が作詞作曲しており、シンガーソングライター名義である大友ジュンのブログで作成した楽曲の意図や背景を丁寧に解説してくれている。
キルミーのベイベー!/やすなとソーニャ(CV.赤崎千夏・田村睦心)
作詞/藤本功一
まさにアニメ史に残る名曲。意味がわからないし意味はない。この曲が曲として成立するためにはアニメのテーマソングという背景が不可欠だし、逆に言うとアニメソングでしかできないことをやった素晴らしい作品。この曲が収録されたアルバムには「キルミーのベイベー!のさらにウザいやつ」「キルミーのベイベー!2062」なども収録されており、この曲だけで闘う、まさにミリオンヒットを記録した大物のようにも感じる(一発屋とも言える)
Square Panic Serenade/高鴨穏乃(CV.悠木碧)、新子憧(CV.東山奈央)、松実玄(CV.花澤香菜)、松実宥(CV.MAKO)、鷺森灼(CV.内山夕実)
作詞/ZAQ
作曲/ZAQ
編曲/ZAQ
サビから入ったりセリフが入ったり、キャラクターソングの王道みたいな構成の曲。
サビのメロディ遷移がとても好き。
作詞/分島花音
作曲/分島花音
編曲/千葉"naotyu-"直樹
分島氏の楽曲はストリングスが美しい。この曲は組曲の如く曲調も変化し、複雑だけれどポップでキャッチ―。サビの高音が伸びやかで気持ちいい。
君の神話~アクエリオン第二章~/AKINO with bless4
作曲/菅野よう子
編曲/菅野よう子
アクエリオンEVOLのOP。「創聖のアクエリオン」が有名なのであまり目立たないが、それよりも明るい曲調で、この曲もサビの爽快感があるので聴き心地がとても良い。
staple stable/戦場ヶ原ひたぎ(CV.斎藤千和)
作詞/meg rock
作曲/神前暁
編曲/神前暁
キャラクターソングとして秀逸すぎる。声優さんによる歌唱、メロディ、歌詞、編曲、どれもがうまく噛み合って、物語がどうなるのかワクワクさせるOP曲として完成度が高い。
恋愛サーキュレーション/仙石撫子(CV.花澤香菜)
作詞/meg rock
作曲/神前暁
編曲/神前暁
アニメソングにラップを使う手法のパイオニアはこの曲か、田村ゆかり氏の「You&Me」か、だと思っているが、アプローチが異なっていて、「You&Me」では王道アニメソングにmotsu氏によるカッコいいラップを組み込んだギャップが面白かった。対して恋愛サーキュレーションは、洋楽のようにループしたトラックにメロディを載せており、しかしキャラクターソングであるので歌唱する声は可愛く、故に単調にならないというアニメソングに新たな可能性を広げた曲。
これからのSomeday/μ's
作詞/畑亜貴
作曲/yozuca*
編曲/lotta
おそらくラブライブ!沼にハマった原因の曲。グループ曲でわりと大きな要素として、聞いただけで声の聞き分けができるか、があると思っているのだけれど、当時全く知らなかった声優さんたちのグループであったのに声の聞き分けが容易で、各々声にしっかり特徴があり、キャラクターに合っている。この状態になると、他の曲や新曲を聞いても誰がどこを歌っているかもわかるようになって聞きやすくなるしハマりやすくなる。ラブライブ!にハマった他の要因としては、そんな感じでアニメに興味を持った時に、アニメ化以前にリリースされた曲30曲超をほぼ全て収録したアルバムが出たことだ。掘れば掘るほど知らない過去とかいい曲とか出てくるんだから、オタクはこういうのに弱いんだなぁ。
そこらの着ぐるみの風船と私/Velvet.kodhyとVelvet.kodhyとμとμ
作詞/山崎真吾
作曲/山崎真吾
編曲/山崎真吾
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!のある回にだけ使われた特殊ED。2人4役で、男男、男女、女男、女女の全ての組み合わせでデュエットするパートがあり、誰が主旋律で誰がハモリかがどんどん変わる構成が面白い。純粋にメロディがめちゃめちゃ優しくてキレイ。落ちサビの盛り上がりとそこからの締め方で切なさも大きい。
作詞/三重野瞳
作曲/山原一浩
編曲/山原一浩
プリティーリズム第3シリーズのレインボーライブより。この曲を歌うキャラクターが厳しい家庭で育ち満点、1位でしか認められないというコンプレックスを抱えた少女なのだが、その少女が自分の殻を破るエピソードがあり、その回前後で曲の聞こえ方が全く違うというギミックが秀逸。緊張感や緊迫感、その背後に見える孤独感を曲に落とし込んでおり素晴らしい。
アル二村 ホーム・アル二村 アナザー/クロノ・クロス オリジナル・サウンドトラック
作曲/光田康典
編曲/光田康典
小中学生時代に多大に影響を受けたゲーム、クロノ・クロスの主人公の暮らす村のBGM。ゲームのあらすじをざっくり語ると主人公がひょんなことからパラレルワールドに迷い込んでしまい、元いた世界とよく似ているが、その世界では主人公は10年前に死んでいた…という事実を知るところから物語は動き出す。
BGMは同じメロディであるのに、主人公の元々いた世界では明るく、主人公の亡くなっている世界では暗めのアレンジになっている。ワールドマップや他の街でも同様にBGMの異なるエリアが多く存在し、この物語の主軸をBGMという側面から大きく支えている。
全体を通して、民族楽器を多用したエスニックな曲調と繊細な主旋律が綺麗に噛み合い非常にクオリティの高いサントラになっている。そのためサントラがそこそこ人気でもあり欲しくても手が出せなかったのだが、高校時代に友人がこれを買ったと、聞き貸してもらった。大学受験期はこのサントラに非常にお世話になったなぁ。
憩いの街角/交響組曲「ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち」オリジナル・サウンドトラック
作曲/すぎやまこういち
編曲/すぎやまこういち
ドラクエはⅠ~Ⅷまではプレイしたのだが、私が一番好きな作品であるところのドラクエⅦのサントラから、序盤の街のBGM。Ⅶは町や村ごとにエピソードがあり、基本的には新たな土地へ向かいその土地の問題を解決することを繰り返して世界を救っていくのだが、ドラクエⅦの本質的な部分では悪さをするまものを倒せば問題が解決する、といったように上手くいかないことが多く、人間同士の争いやエゴが絡むせいで、結果的に報われなかったまま終わる不条理なエピソードも多い。曲名「憩いの街角」のように聴くと爽やかで暖かい曲ではあるが、プレイしてから聴くとどこか切なさやもの悲しささえ感じられる。
今思えばドラクエⅦ(現在と過去)、ドラクエⅥ(現実と夢)、クロノ・クロス(パラレルワールド)のように同じ形状のマップを用いたゲームにハマる傾向があった。以前は容量もそこまで大きくないため、少ない容量で多くのストーリーを組み込む手法としていくつか見られたが、ストーリーだけでなく、似て非なる世界を異なるBGMで表現し、今がどの世界にいるかを感じさせる手法が好きなのかもしれない。
My Dear/シロクマ(CV.櫻井孝宏)
作詞/紗希
作曲/紗希
編曲/紗希
しろくまカフェは毎月EDのキャラクターソングが変わり、最終月のEDが満を持して主人公のシロクマくんの楽曲であった。4クールの最後に今まで楽しかったなぁ系の曲聞くのが弱い。
秘密と花園/恋塚フルーネティ(CV.西木野真姫(CV.Pile))
作詞/畑亜貴
作曲/原田篤(Arte Refact)
編曲/fandelmale(Arte Refact)
ラブライブ!のキャラクターが声優を務めるというコンセプトのあるゲーム「神様と運命革命のパラドクス」より。
まず楽曲のクオリティが高い。Bメロで盛り上がった後のサビの入りが下がるとことから始まる違和感で興味を惹かれ、全体的に音域の狭い曲であるのにその絶妙なメロディ遷移で全く飽きさせない緊張感がキャラクターソングとは思えないクオリティ。
その3へ続く…