きっちーさん的良楽曲 その3
前回の続き。
こうして好きな曲を列挙していると、何となく趣向がわかる。
例えば、ハモリの多い曲。特に男女混声グループは好きになりやすい。
他には、曲調がころころ変わる曲や、音域の広い曲など、トリッキーさに惹かれることが多いような気がする。
きっちーさん的良楽曲 その3
〜2017年
主に大学時代。カラオケに頻繁に足を運ぶようになる。関わる人の影響を受けたりしてアイドル曲を聴くようになったり、アニソンから声優アーティストに移るなど若干の変化はあるもののほぼほぼアニメ系。
作詞/畑亜貴
作曲/倉内達矢
編曲/倉内達矢
あまりこのアーティストが好き、とはならないものの、ほぼ全曲が好きになっていたのがμ'sだった。その中でもこの曲は一時期狂ったように延々とリピートしていた。めちゃ可愛い曲だけれどイントロからAメロの入り方がお洒落。ラブライブ!の良さは”終わりたくない””今を楽しむ”というエモーショナルなテーマの曲を楽しい曲調にのせることで逆にもの寂しさを浮き彫りにしているところにもあると思う。この曲含めそういった楽曲が多くて、素晴らしく完成されたコンテンツだったなぁ。
PSYCHIC FIRE/BiBi
作詞/畑亜貴
作曲/森慎太郎
編曲/森慎太郎
ラブライブ!の大きなコンセプトの1つが、声優さんがアニメと同じ衣装同じ振り付けでライブをする”リンク”であるが、この曲はそういったコンテンツだからこそ生まれた曲だと思う。声優さんのラジオなどの発言が元となって歌詞やライブの演出が生まれたり、現実がキャラクターへ逆輸入されたりということがあった。コンテンツ初期では作り得ない曲だし、コンテンツやキャラクターが成長したからこそ完成された曲というのは、ラブライブ!のようなコンテンツでしかできなかったと思う。新しいキャラクターソングの形だと感じた。
風の街でオマエとオイラ/シュウ(CV.岡村明美)&シロン(CV.井上和彦)
作詞/大地丙太郎
作曲/安部純
編曲/武藤星児
レジェンズ-蘇る竜王伝説-の主人公・シュウのキャラクターソング。このアニメはデジモンのような所謂玩具販促アニメなのだが、メインストーリーがやたら重い話が多く、主人公の能天気さでなんとかギャグアニメの体裁を保っていた。その能天気でお気楽なだけが取り柄の主人公にどうしてこんな詩を大切にしたキャラソンを与えてしまったんだ…泣いてまうやろ…最終回を見ると意味がわかる構成は秀逸…はぁ…
Encore/みならいディーバ
作詞/みならいディーバ
作曲/Ghost Writer
編曲/
てさぐれ!の監督が次に作った、アニメを生放送し、その放送中にED曲の歌詞をTwitterなどから募集し最後に生歌唱するという先進的な作品。この作品に用いられた技術が後のVTuberの流行に繋がるのだがそれはまた別のお話。楽曲提供はこれまた井上純一氏なのだが、前作の大作「12ヶ月」を超えるバラードを作ってくれという依頼に対ししっかりと応えた作品。
作詞/やしきん
作曲/やしきん
編曲/やしきん
てーきゅうOP曲。やしきん氏がてーきゅうOPに提供するキャラクターソングは大抵ふざけた内容のように感じられるが、メロディへの言葉のはめ方とか韻の踏み方、テンポの良さやつい口付さみたくなるようなパワーワードの創作力などどれも素晴らしい。野口・樋口・諭吉で韻を踏めることを後世に語り継いでいきたい。
カレンダーガール/わか・ふうり・すなお from STAR☆ANIS
作詞/こだまさおり
4クールアニメのラストに過去を懐古させる曲に弱いのだけれど、その界隈でもトップクラスに破壊力のあるのがこれ。一番最初のED曲でもあるから余計に。なんてことない毎日がかけがえないの、というロードみたいな歌詞が普遍的であるからこそいつの時代でも名曲なんだろうと思う。
私の言葉/久保ユリカ
作詞/久保ユリカ・ちゃんこ
作曲/サカノウエヨースケ
編曲/サカノウエヨースケ
声優・久保ユリカ氏による一人喋りラジオのEDテーマソング。洋楽を感じさせるループしたトラックにラップ調で載るリリックはネガティブな発言ばかり。OPの方はもっと明るい曲にのせたネガティブだが、この曲は落ち着いた曲にネガティブ。しかし陰湿さより開き直った清々しさを感じられるのが、久保ユリカ氏の素を感じられるからだと思う。アーティストデビュー以降は明るく可愛い曲を多く歌っているが、個人的にこの曲が一番似合ってる気がする。
作詞/辛矢凡
田中秀和氏はほんとに気持ちいい曲ばかり作るなぁ。全体的に暗めの曲調に対してサビの弾け方が気持ちいい。
君じゃなきゃダメみたい/オーイシマサヨシ
作詞/大石昌良
作曲/大石昌良
編曲/大石昌良
アニサマで初めて聞いてインパクトの大きかった曲。君じゃなきゃダメみたい、というワードをしっかり記憶に残させる構成とオーイシお兄さんの技量に圧巻。
Will♡You♡Marry♡Me?/清竜人25
作詞/清竜人
作曲/清竜人
編曲/ダンス☆マン
友人がカラオケで歌っているのを聞いて知った。一夫多妻制アイドルグループ清竜人25のデビュー曲。コンセプトが斬新でライブも面白い。だがその奇抜さだけじゃなく曲のクオリティがものすごく高い。男女の掛け合いやラップ、繊細な高音部分など音楽的にも多方面から高評価を受けていた。
オレンジラプソディ/神宮寺レン(CV.諏訪部順一)
作詞/上松範康
作曲/藤間仁
編曲/藤間仁
うたのプリンスさまっ!キャラクターソング。近年では珍しいほど全体的にキーがかなり低い。低音だと通りにくくなることが多いが、その部分を声優さんの持ち味である声のセクシーさでカバーしており、低音ながら聴き心地がとてもいい。
PRIZM♪RIZM/WITCH NUMBER 4
作詞/SATSUKI-UPDATE
作曲/ヒゲドライバー
編曲/
友人がカラオケで歌っているのを聞いて知った。打ち込み、電子音の機械的なテクノポップにのせたサビのメロディ高音がとてつもなく気持ちいい。転調も気持ちいい。
秘密基地/高田梢枝
作詞/高田梢枝
作曲/高田梢枝
編曲/TOMI YO
モラトリアム的な歌詞が秀逸。サビは伸びやかで爽やかなメロディだけれど、どこか諦めというか漠然とした絶望を感じ、シンプルな曲なのに刺さる。
オレンジの空の下/豊川風花(CV.末柄里恵)
作詞/こだまさおり
作曲/岡本健介
編曲/森谷敏紀
シンプルに良い曲。ボーカル、コーラスが綺麗。
サマ☆トリ ~Summer trip~/北上麗花(CV.平山笑美)
作詞/唐沢美帆
作曲/増谷賢
編曲/桑原聖、酒井拓也(Arte Refact)
サビのメロディが秀逸。声優さんによる歌唱の表現力もすごい。
作詞/hisakuni
作曲/hisakuni
編曲/hisakuni
どこか懐かしさを感じるイントロからAメロへ入るまでの流れが、聞く人の心を離さない。サビの入り方も独特で、常に次の展開を気にならせワクワクさせる。気がつけば最後まで聞いてる。
リングオブドランカー/柿原徹也
作詞/大石昌良
作曲/大石昌良
編曲/大石昌良
友人に布教して頂いた曲。聞いてまさかと思ったらやっぱりオーイシお兄さんの提供曲。メロディにはまる歌詞が乗りが良くて気持ちいい。酒飲んで酔っ払う曲なのに。
Sugar★Sugar★MAGiC★/伊地崎麗奈(CV.黒沢ともよ)
作詞/takamatt
作曲/takamatt
編曲/
ラップ(なのか?)のBメロ後に入るサビのメロディがとても好き。落ちサビの繰り返し部分の言い方もとても好き。
秘密く・だ・さ・い/宮里久美
作詞/松井五郎
作曲/鈴木キサブロー
編曲/鷺巣詩郎
歌謡曲にSF感を融合した80年代アニメソング。作中では軍に戦争のために利用されるアイドルの歌唱曲として描かれ、実際に当時の新人アイドルが声優・歌唱を努めている。壮大な哀しさを表現しており作品を構成する要素として非常に重要な役割のある曲だと思う。
作詞/KOTOKO
作曲/黒須克彦
編曲/黒須克彦
南條愛乃さんがひたすら可愛い曲。サビ入りの間がいいアクセントとなってサビのテンポの良さが引き立つ。
作詞/ティカ・α
作曲/ティカ・α
編曲/ やくしまるえつこ、山口元輝
やくしまるえつこ氏が花澤香菜氏へ提供した曲。聞けば一発でわかるレベルでティカ・α(やくしまるえつこ氏の作詞作曲名義)感がものすごく強い。が、花澤さんの柔らかい声がそのクセのある曲調に合っているので最強の曲になってしまった。
ウェイウェイ大学生/ヤバイTシャツ屋さん
作詞/こやまたくや
作曲/こやまたくや
編曲/
友人がカラオケで歌っているのを聞いて知った。ノリでそのままアルバム買った。ふざけてる曲ばっかりだけど曲の完成度も高いし、ツインボーカルによって曲の幅も広く、若い層の支持を広く集めることで発言力を集めて伝えたいことを発信していくのはSNS世代の理に適ったロックだと思う。
W-KEYAKIZAKAの詩/欅坂46
作詞/秋元康
作曲/ 前迫潤哉、Yasutaka.Ishio
編曲/佐々木裕
おそらく坂道グループの曲で初めてまともに聞いた。ほぼほぼサイレントマジョリティーくらいしか知らないって時にこの曲のMVを見たら、全然知らない身からしてもエモ散らかしたので、初期から応援し続けた人にとっては嬉しい作品なのだと思った。
Lamb./GARNiDELiA
作詞/MARiA
作曲/Toku
編曲/Toku
Bメロからサビ頭の弾け方とか、つい身体が動いてしまうようなテンポの良さが聞いていて気持ちがいい。
Playing the world /オーイシマサヨシ(OxT)、KISHOW(GRANRODEO)、鈴木このみ、茅原実里、TRUE、DRAMATIC STARS(アイドルマスター SideM)、中島 愛、南條愛乃(fripSide)、羽多野 渉、早見沙織、春奈るな、Pyxis、Machico、Minami、三森すずこ、and more!!
作詞/ZAQ
作曲/ZAQ
編曲/ZAQ、EFFY
アニサマのテーマソングは毎年いつ誰が歌っても通じる普遍さがあると思っているのだけれど、2017年テーマソングは特にいつ聞いても勇気づけられる。明るく楽しい曲に半音とか使って寂しさを歌われるのに弱いって何回も言ってるし、多分これからも何回もいう。すぐ言う。
Pops heartで踊るんだもん/Aqours
作詞/畑亜貴
作曲/高田暁
編曲/高田暁
μ'sの後発ユニットとしてラブライブ!サンシャインのAqoursがアニメ化映像特典として歌った曲。すぐ言うけど明るく楽しい曲に少しの寂しさを含ませる、まさにラブライブ!作品の感じを見事に受け継いだ曲。楽しい、だけでなく、楽しいから帰りたくない、にすることで楽しい感情のまま寂しさを孕ませる表現が秀逸。
FINALegend/CYNHN
作詞/渡辺翔
作曲/渡辺翔
編曲/中西亮輔
カラオケで歌ってない時に流れるCMで運命的な出会いをした。おそらくμ'sぶりに全曲好きと言えるアーティストに出会った。そのCYNHNのデビュー曲。Bメロのクリシェが気持ちよすぎる。自己紹介ソングとしてわかりやすかったし、全員に声質の特徴があって聞き分けが容易なのも良い点。なにより、デビュー曲の曲名がFINALEだし、冒頭が”今までどうもありがとう”から始まるし、興味を引いた。おそらくこれから何度も歌うことになる大切なデビュー曲が”終わりを肯定的に捉えて次のステップに進む”歌というのは意外と斬新で、ある種確信的にこのグループは終わりまでのストーリーが美しくなるだろうと思った。
その4へ続く…