きっちーさん的良楽曲 2020年下半期
きっちーさん的良楽曲2020年下半期編です。
音楽聞く時間はめっきりと減ってしまって、この良楽曲紹介も続くかなぁと思っていたのに、今回もめっちゃ長文になってしまった。
音楽は世界を救うと思ってるよ。マジで。
というわけで、某ウイルスのせいでほぼ引きこもっていた下半期で出会った曲たちを紹介します。
サマーとはキミと私なりっ!!/虹のコンキスタドール
作詞/NOBE
作曲/村カワ基成
編曲/浅野忠志
毎年恒例となった虹コンの夏曲。今回も村カワ基成節が存分に炸裂していて、特に落ちサビの転調、その後に新たなメロディーのサビが来る「Wサビ」の構成が効きまくっている。ただでさえサビのキーが高いのに半音上がる転調で引き込まれ、Wサビはそれを凌駕するキーの高さと疾走感のあるメロディーでさすがに最高潮にさせられてしまう。落ちサビの鶴見萌さんのパート、”何度も(×6)夏を超えたから”、この曲が虹コン6周年時の曲でもあって、めちゃポップに歴史と展望を見せてくれる歌詞とMVがエモい。
ゴッドソング/バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
作詞/みさこ
作曲/田中秀和
編曲/田中秀和
某バラエティ番組の月間EDテーマに起用されていて、その数十秒で圧倒的に引き込まれてすぐにYouTubeで聴いてしまった曲。アニソン界の鬼才でヒットソングメーカーの田中秀和氏が作編曲を手掛けていると知ってえらく納得した。サビのメロディが圧倒的に秀逸すぎてめっちゃ耳に残るし中毒性が高い。オケに音がめちゃ多くて間奏は荒れ狂ったりアウトロでは意外とバンドサウンドに戻ったり、落ちサビではコードが変わったり、どこで切り取っても同じ個所が無いような構成が繰り返し聞きたくなる。
完全無敵あいうえお/chuLa
作詞/zactori
作曲/zactori
編曲/zactori
これも某バラエティ番組の月間EDで知った。そうそうアイドルってこういうのでいいんだよ。(悪い意味でなく)決して歌唱力が抜群というわけでもなく、見た目が千年に一度の造形美ってわけでもなく、曲としてもテンポが速くてノリが良くて、落ちサビはしっかり転調して盛り上げて、よくある感じと言ってしまえばそこまでだけれど、なのになぜか最後まで見て聴いてしまう謎の魅力というか、そういった要素の重なり合いがどうにも気持ちよくハマっていた。絶妙にダサい歌詞とMV、謎に耳に残るメロディ、どことなく懐かしさがあって好き。
四月のDreams come true/BATON=RELAY
作詞/zopp
作曲/Atelier LadyBird
編曲/Atelier LadyBird
この良楽曲紹介でも度々名前を出している音楽制作ユニットAtelier LadyBirdさんの提供曲ということで聴いてみたらまたこれが良楽曲ときたもんだ。オケのリズムが好きすぎる。今年の3月にリリースされたアプリゲームのキャラクターソングだそうだけれど、コロナウイルスの影響をモロに受けて、曲の収録が中断したりライブが中止になったりで、7月にはサービス終了となってしまったそう。せっかく実力のある音楽クリエーターをそろえて良曲揃いだったのに、タイミング悪くその初期投資が回収できなかったのかと思うとたいへんかなしい。キャラクターのことは全く知らないけど、声優さんの歌唱が特徴的で歌からキャラが立ってて良い。
Rocket Queen feat. MCU/TEAM SHACHI
作詞/新藤晴一
作曲/本間昭光
編曲/本間昭光
なんか前にロックマンとTEAM SHACHIがコラボしてゲームができるサイトがあったなぁと存在は認知していたけど、ちゃんとは聞いていなくて、ある時に公式のライブ映像を目にした時に軽く衝撃を受けた。もっと早くちゃんと聞いておけばよかった。ロックマンシリーズを全くやったことがないけど知ってるあのメロディから始まって、ブラスが重なって、Aメロ→Bメロで弾けてサビでもっと重厚になって、展開が本当にアツい。静と動、緩急の使い方が上手すぎて目を離す隙が無い。ライブではメンバーの坂本遥奈さんがラップパートやってるし生ブラスだしで迫力が凄い。TEAM SHACHIはこのブラス民と呼ばれるブラスバンド隊を引っ提げてライブやってるっていうのをこの時に知って、エンターテイメント性の高さに驚いた。ブラスバンドっていいよね。
ビタミンME/BEYOOOOONS
作詞/児玉雨子
作曲/星部ショウ
編曲/板垣祐介
聴くビタミン剤。アイドルとして、企業タイアップソングとして、どこをとっても100点すぎる。近代アイドルの定義は広義で、歌って踊ればアイドルみたいなところがあるけれど、そもそも”アイドル”としてのアイデンティティとは元気で笑顔で楽しくて見てる人をも元気にするような人のことだと思っていて、この曲はそのアイデンティティ・アイドルの部分がめちゃ色濃く出ていると思う。そのイメージと、ビタミンカラーの強い野菜ジュースのタイアップなんてそもそもがベストマッチすぎる。
児玉雨子氏の歌詞の切り取り方がめちゃめちゃ秀逸で、スーパーモデルになる唯一の方法は地道な毎日の積み重ねなんて言ったり、偏りがちでバランスが大事という栄養を彷彿とさせるワードを日常生活の事柄で例えたりと、ただのビタミンの曲じゃなく、普遍化された応援歌としての側面が強くて、これがまたアイデンティティ・アイドルの曲として合いまくってる。
メロディも秀逸だし合いの手も多くて、セリフパートもかわいいんだぞい。
BEYOOOOONSはMVが面白いと話題になっていて、この曲も例外でなくMVがめちゃめちゃ良い。設定としてはBEYOOOOONSのデビュー曲であり代表曲でもある「眼鏡の男の子」のMVの登場人物が、その生活をビタミンの精に応援されているといった感じで、全員が1人2役やっている。チアのイメージがぴったりだし、セットがめちゃポップで可愛い。みいみが可愛い。
MVの曲終わりに、このビタミンMEの各所で使われているGO! ME. のフレーズが表れて、実はそれがタイアップ企業のロゴフォントで、ロゴに切り替わったときに、鳥肌が立った。はじめは全く気が付かなかったし、ここまでタイアップに寄り添いつつも普遍的で万人へ向けた曲ができるのかと感動しました。
MVのメイキング映像や完成したMVをメンバーが初めて観る時の映像も秀逸なので併せてみてほしい。
いい日になりそう/ヤユヨ
作詞/リコ / ペッペ
作曲/リコ
編曲/ヤユヨ
某東海ローカル音楽番組にゲストで出ていて紹介されて、サビのメロディとリズムが耳から離れなくなった。歌詞だけじゃなく曲からも漠然とした期待感とか多幸感が感じられて、朝に聞きたい曲。イントロもアウトロもほぼなくて、1番終わりの間奏からは曲が終わるまでノンストップだし疾走感が気持ちいい。
e☆Jump!→Dream!!/えのぐ
作詞/キノシタ
作曲/キノシタ
編曲/キノシタ
ボカロPのキノシタさんとバーチャルアイドルのえのぐのコラボ楽曲。アップテンポで明るくて、キノシタ感がめちゃくちゃ強い。でも展開がコロコロ変わるし、それぞれのメンバーの歌声や個性が生かされていて、総力戦のようなアツさすら感じられる。ステージのどこ観ても誰かがなにかやってて目が追い付かないようなイメージ。
Hyper Bass (feat. Yunomi) / 桜乃美々兎(CV:小坂井祐莉絵)、水上雛(CV:大森日雅)、犬吠埼紫杏(CV:長谷川玲奈)
作詞/Yunomi
作曲/Yunomi
編曲/Yunomi
某フォロワーがこの曲に狂わされていたので聞いてみたら狂った。電音部というマルチメディアコンテンツの作品でアニソン派という最新アニソンをアニソンクリエーターが語るイベントでも紹介されていた。本格的なクラブサウンドやEDM調の楽曲を声優さんが歌うというコンテンツ。
この曲はもうとりあえず聞けばわかる。Hyper Baseとは名前だけじゃなく、声優さんの高めでかわいい声の裏で響く重低音のギャップが凄い。これを聞くならちゃんとした音響の環境で聴きたいなぁと思うくらい曲としての完成度が高い。
近年はラップ・EDMとか所謂従来のアニメ文化と縁がなかったジャンルの音楽とアニメとの融合が人気になっていて、サブカルチャーの進化を感じる。こういったアニメソングという広義なジャンルの中にはまだまだやられていない音楽ジャンルは沢山あるし、発展していく未来もあるんだろうなぁ。
人類みなセンパイ!/アズマリム
作詞/畑亜貴
サブスクで聴ける田中秀和氏の提供曲を聴いていたらやたらと耳に残る曲があった。これ2018年発表の曲なのか...今になって知ったのが悔しい...それくらいいい曲と出会った。田中秀和氏の作る曲が好きになりやすいのは言わずもがなだけど、歌唱しているVTuberのアズマリム氏のことは全く知らなくて、それでも、キャラクター性とか自己紹介的にわかる曲になっていて歌声もかわいいので聞きやすかった。
ヘビロテしてしまっているので流石にちょっと詳細を調べようと思ったのが、アズマリム氏の活動休止騒動から復帰した後だった。曲の発表から2年たってからアズマリム氏のこの曲に対する思いを綴ったnoteがあるので時間があればぜひ見てほしい。
作詞も作編曲もアニメ好きなら知らない人はいないくらいのヒットメーカーで、それは嬉しいだけじゃなくてプレッシャーも大きかっただろうというのはちょっと考えればわかることだけど、本人の言葉をみて気づかされた。このnoteを見てから曲の聞こえ方が変わった。
VTuberって今まであんまり通ってこなかったコンテンツだったけど、ここまで人間より人間らしくて生々しくて痛々しいのかと衝撃をうけた。こういうの見ると軽率に応援したくなっちゃうから駄目だ。あとMVもあざとすぎるくらいあざとくていいね。
REFRAIN/FAREWELL, MY L.u.v
作詞/萩龍一
作曲/萩龍一
編曲/萩龍一
名古屋のダンス・ボーカルグループのFAREWELL, MY L.u.vさんの楽曲。10月にリリースしたアルバムにボーナストラックとして収録されていて知った。3年前に作られていて再録版をアルバムに収録している。エモーショナルな歌唱とグルーヴ感が心地いい。メインボーカルの児玉律子さん、今年2020年の11月で15歳になるとのことで...年齢を感じさせない歌唱力とパフォーマンス力は見ごたえがある。ってか3年前は12歳の頃にこの曲を...!?
気軽に出歩ける世の中になったら生で見たいアーティスト。
作詞/Ayaka Miyake
作曲/DECO*27
編曲/ポリスピカデリー
作詞家は魔法使い。挿入歌キャラクターソングの在り方ってめちゃ好きで、楽曲は曲に歌詞が載ったものだけれど、キャラクターソングはその背景のストーリーとかキャラクター性とかがあるわけで、他の人他のキャラクターが歌っても意味を成さないし、このストーリーを経る前でも意味を成さなかったりする。歌詞に歌詞以上の厚みや背景、比喩表現の意味を感じさせるようなキャラクターソングの作詞家は本当に魔法使いだなぁと思う。
天王寺璃奈ちゃんの曲に関しては前にも書いたことがあるけど、電子音に洗練されたメロディが載って、キャラクターの声そのまんまで歌えるし、古き良き電波ソングの文化をしっかりと受け継ぎつつも現代版にアップデートしてあって、安っぽさが全くない。むしろ挿入歌の一つとしてこの曲を昇華させてしまっていいのか心配になるくらい贅沢な曲。
最近キャラクターソングを聴くことはあっても、その作品自体とかストーリーを観てないことがあって、久々にちゃんとストーリーを追っかけた上でのキャラクターソングを聞いて久々に感動した。これがアニメソングだからこそ成せる作品なんだなぁ。
もうわたしを好きになってる君へ /リルネード
作詞/ヤマモトショウ
作曲/ヤマモトショウ
編曲/ヤマモトショウ
なんか今年良かった曲ある?というツイートにリプライでこの曲を薦めてくれた友人に感謝。めっちゃ僕が好きそうな曲すぎるしスナイパー的に狙い撃ちされた感すらある。聞いた後にヤマモトショウさん作と知ってえらく納得した覚えがある。過去にハマっていたふぇのたすのサウンドに通ずるところがあると思っていて、MICOさんの歌声の語りっぽいけど実はめちゃ繊細なリズムとメロディを刻んでいる超絶技巧を若いアイドルグループがこなしているなんて、これはリルネードとヤマモトショウの掛け合わせの良さを突き付けられたよう。桐原美月さんかわいい。
清濁あわせていただくにゃー/わーすた
編曲/岸田勇気
田淵智也の濃度があまりにも高すぎる。故事成語を我流にもじったり世界を面白くしたりという歌詞も、キャッチーで耳に残るメロディも、切なくてエモいコードもそうだし、2番Aメロで1番とメロディは同じで展開は変えてきたりサビの入り方を変えてきたり、どこにも同じパートがない構成なんて田淵智也が濃縮されすぎている。田淵さんの提供曲が好きな人はたぶんこれ全員大好きなんじゃないかなってくらい色んな要素と仕掛けが盛り込まれてるから何回も繰り返してしまう。
あとこの曲はYouTubeでMVとは別に定点撮影したダンス動画があって、それがめちゃめちゃよかった。ダンス動画と言っても背景映像は作りこまれてるし、振り付けもめちゃめちゃ可愛い。2サビで全員で上手下手に大移動するところなんて観客の視点も一斉に動くのが想像できるし、広いステージを駆け回るところを見てみたくなる。
歌も演奏もダンスも映像も全て音楽の表現なのです。
夜間飛行/CYNHN
作詞/蒼山幸子
作曲/トオミヨウ
編曲/トオミヨウ
毎回最高を更新してしまうCYNHNさんの初のミニアルバム収録曲。メンバーの歌が上手い、ハモリが上手、歌声に個性がある、従来の評価もパワーアップさせつつ、さらに表現力の幅ももたせられるという技術力も見せてきた曲。Bメロが特にその表現が好きで、1番の奏音ちゃん、2番の百瀬さんの歌い方は3年間での成長が凄まじく感じられる。これメロディの遷移がめっちゃ難しくて、1音1音の境がぼやけているというか、歌の技術がないと完成しないような曲になっていて、その中の特にBメロの”あなたとなら息もできる 青臭い今を凍らせて”の部分なんか難解さと展開が菅野よう子×坂本真綾の楽曲を彷彿とさせる。巧妙で美しい。
LET'S CLIMB↑/花宮女子クライミング部(笠原 好(CV.上坂すみれ)、上原 隼(CV.石川由依)、四葉幸与(CV.鈴木愛奈)、杉浦野々華(CV.富田美憂))
作詞/安藤紗々
作曲/神田ジョン
編曲/神田ジョン
アニソン派!楽曲アワード2020にノミネートされた楽曲のプレイリストを聞いていたらイントロでもう引き込まれた。アニソン派!の人たちは毎度名曲ばかりを紹介してくれて信頼しかねぇので最近は活動をとても楽しみにしてます。
ベースのスラップがめちゃめちゃお洒落でカッコいい。この前僕が好きな曲たちを友人に話したら「ポップスの中にファンクの要素入ってるの好きだね」と言われて、その時に自分のこれ好き!って感覚を初めて言語化されたと思ったし、そのあとにこの曲好きとなった時にはそれが確信に変わった気がした。
作曲の方PENGUIN RESEARCHのギターの方なんですね。ベースの方の提供楽曲も紹介したことあるし、バンドの存在は知っていたけどそこまでちゃんと聞いてこなかったのでちょっとこれは聞かねばならないなとなっています。
2021年上半期編に続く...
きっちーさん的良楽曲 2020年上半期
きっちーさん的良楽曲2020年上半期編です。
いわゆる節目の期間で、修論に追われたり、引っ越して新社会人としての新生活を始めたり、某ウイルスに振り回されたり、人生の中でもわりと密度の濃い方の時期だったんじゃないかと思う。余裕がないと音楽とかエンタメから離れてしまいがちになるけれども、つらい時に救ってくれるのもまたエンタメなんだなぁ。。。
というわけで、そんな中で出会った曲たちを紹介します。
どうしますか、あなたなら/阿部真央
作詞/阿部真央
作曲/阿部真央
編曲/akkin
年始の一挙放送を見てドはまりしたドラマ『これは経費で落ちません!』の主題歌。主題歌でありつつも主人公の森若さんのことを歌ったキャラクターイメージソングの側面もあって、わりとアニソンの手法に近い作品への寄り添い方を感じた。作中で流れるときだけ音源版と違う歌詞になっている。また、この曲が収録されたアルバムには、この曲の次に『pharmacy』という曲が収録されており、これは主人公の森若さんと深い関係のある山田太陽というキャラクターの視点から作られた曲だそうで、至る所で阿部真央氏による作品への愛を感じる。でもMVはとてもこわかったです。小さいころに見たらトラウマになってたかもしれん。
雨/清竜人
作詞/清竜人
作曲/清竜人
編曲/ANANT-GARDE EYES
森若さんロスが全く抜けない時期に出会った曲。森若さんを演じた多部未華子氏と清竜人氏のデュエット。8分を超える大作で、セリフから始まってミュージカルのように変わっていく展開、多部未華子氏のまっすぐな歌声に引き込まれていく...嗚呼...
序盤は少しの温かみを感じるけれど、生きることという重いテーマとストーリーに乗っていく曲は転調を繰り返して危うさと儚さに変わる...嗚呼...
清竜人氏の名曲である『ボーイ・アンド・ガール・ラヴ・ソング』を多部未華子氏が口ずさむあたり、その演技の実力の高さと、表現としてのアート性を感じる...
Re:スタート/ガールズフィスト!!!!
作詞/白瀬双葉
作曲/南松本高校パンクロック同好会
編曲/南松本高校パンクロック同好会
ガールズフィスト!!!は、松本市を舞台にしたガールズバンドの成長を描く物語だそう。グループ名も特に決まっていないのか、これが正式なのかはわからないが、現状では「南松本高校パンクロック同好会」として活動しているそう。JOYSOUNDで流れたCMで知った。さすがテイチクさん。某ボーカルユニットと同じ経路で知ったというにはとてもピンポイントで親近感のある舞台だったので聞いてみた。声優さんがバンドを結成して歌うってなんか聞いたことある…けど、おそらくこのコンテンツの魅力は本当に成長過程を見られることなのだと思う。シンプルな演奏だけどがむしゃら感があって、確かに青春を感じてしまう...
響け!ファンファーレ/虹のコンキスタドール
作詞/村カワ基成
作曲/村カワ基成
編曲/村カワ基成
めちゃ王道アイドルソングだけど、虹コン!っぽさがとても濃い。虹コンっぽさってBPMが速くてキーが高めの夏感のイメージが強かったけど、夏じゃなくても爽やかさってあるんだなぁ。OPテーマのような明るさ、強さ、疾走感がある。同時リリースの別の曲にアニメタイアップがついたけど、この曲も2010sのアニメOPっぽさがあるのでアニタイついてもおかしくないと思った。
夏の暮れに/ネクライトーキー
作詞/もっさ
作曲/もっさ
編曲/ネクライトーキー
ネクライトーキーのメジャーデビューアルバムから。ネクライトーキーは朝日氏の楽曲にもっさ氏の歌が乗る構成であったが、この曲はボーカル/ギターのもっさ氏の作詞曲。だからなのかほかの曲とは少し雰囲気は違う気がするけど、めちゃめちゃ良い。繊細かつ泥臭い情景の切り取り方と演奏による表現が素晴らしい。夏の終わりの切なさって好きなんだよなぁ。踏切で立ち止まって電車が過ぎるまでの時間の考え事、漠然とこのままでいいのかという不安とか未来が見えないような感覚、情景と感情が浮かび上がる歌詞が素晴らしいし、それだけじゃなく、その感情を表現するような歌声、少しの希望が垣間見える落ちサビ以降の歌詞と展開、これこそ音楽ならではの表現だと感じた。これこそ音楽ではなかろうか。
ネクライトーキー結成当初から、
— 朝日 (@ishi_furo) 2020年1月29日
「俺の曲が届くのは音楽オタクまで、けれどもっさの曲はもっと広く遠くまで届く、いつか誰もがもっさの曲を知ってる日が来る」と周りに豪語していた。
「夏の暮れに」にはその始まりを感じる。
たくさんの人に聞いてもらえるといいなあ。
ポップミュージック/Juice=Juice
作詞/KAN
作曲/KAN
編曲/炭竃智弘
歌詞の通りポップでキャッチーで、オマージュも盛り込まれておりどこか懐かしさも感じられる楽曲。宮本佳林さんがこのシングルを最後に卒業という文脈もあって、歌詞の通り明るくて楽しいのにどこか切ない。Aメロの一音一音の発音が跳ねて気持ちいい。やっぱりJuice=Juiceさんはメンバーの歌声の個性が強いし歌唱力も高いので何回も聞き返したくなる中毒性がある。この曲が愛は勝つで大ヒットしたKANさんの曲のカバーと知ってえらく驚いた。原曲はコミカルでありつつもダンディもあり、懐かしさの中に今どきのワードが織り交ぜられているお洒落さがあるのに対して、J=Jカバーは懐かしい雰囲気は残したままアイドルっぽさの色が濃くされている。あと稲場愛香さんがかわいい。
キスは無理/みゆはん
作詞/菅波栄純
作曲/菅波栄純
編曲/春日俊亮
流れるような転調とリズムが良くて中毒性が高い。キャッチーってこういうことか。ツンデレ可愛い歌詞を気だるげに歌っているというギャップがまた中毒性を生んでる。
Redice/CYNHN
作詞/渡辺翔
作曲/渡辺翔
編曲/宮野弦士
CYNHNさんの7thシングルのc/w楽曲。A面の水生がOPならRediceはEDを感じさせる落ち着きや終わりの雰囲気がある。なんとなくだけど聞いているとめっちゃ切なくなる。この曲のコンセプトはタイトル通りサイコロを振り直して、改めて進みなおすという感じ。CYNHNさんは2019年末にメンバーの桜坂真愛さんが卒業し、このシングルが5人体制となって初めてのリリースとなった。思えば2019年はワンマンライブから始まり、6人の生誕イベントやアルバムのリリース、ホールでのライブがある一方で、下半期はメンバーの体調不良が続き6人が揃う日は少なかった。新体制で発表されたこの曲には"行き先は君もわからない""ここは休もう""整理整頓 後回し 散らかりすぎて進めない"などといった少し休んで敢えて立ち止まるような意味合いを感じる。
すごくしんどい状況や、その中で戦ってる姿を見てきたからこそ、一旦気持ちの整理をつけて今後ももっと応援させてほしいです。
いつか、また。/上田麗奈
作詞/RIRIKO
作曲/⼭⽥かすみ
編曲/笹川真⽣
声優の上田麗奈さんが演じたキャラクターに共感した部分を掘り下げて作られたという楽曲。僕も熱中してみていたアニメでの、自分の弱さゆえに世界を壊してしまうあの悲しいヒロインであろうと思う。歌詞に関しては作詞作曲を手掛けたRIRIKO氏の解説があったのでこちらを見てほしい。
そもそもこの曲を聴いたきっかけは、CYNHNさんの楽曲であるところの解けない界面論の編曲を手掛けた笹川真生氏が上田麗奈さんのアルバムに編曲で参加したと聞いて、どの曲かは知らずにアルバムを一通り聞いてみたら、この曲の頭サビ後の間奏でもうこれ絶対そうだ!と確信して、案の定そうだったというところから。抑揚の付け方とかブレイクとか、不安感を煽る構成が凄い。
上田麗奈さんの歌唱も圧倒的で、この曲は上田麗奈さんにしか表現できない作品だと思う。小声かと思えば時に急に声を荒げたり、声が震えたり、不安ゆえの情緒の不安定さの表現とかが生々しい。声優がどうして歌手デビューするんだという疑問に対して、声優にしか表現できない歌があると突き付けられたような楽曲。本当に素晴らしい。
魔法陣より愛を込めて/カラスは真っ白
作詞/シミズコウヘイ
作曲/シミズコウヘイ
編曲/カラスは真っ白
ジャジーなピアノサウンド、繰り返されるメロディの単位、耳に残るキメ、ラップパートもアクセントになって何回でも聞いてしまう。
生まれたてのラブソング/全力少女R
作詞/ジョン・スミス
作曲/ジョン・スミス
編曲/ジョン・スミス
毎週欠かさずリアルタイムで聞いているラジオがあるんですけど、早めに待機しているときに流れている前枠の全力少女Rさんのラジオもたまに聞いていて、ある時偶然にこの曲を聴いてもう耳から離れなかった。めちゃいい曲やんけ。音域も広くて伸びやかで耳に残るサビのメロディがステキ。グルーヴ感。かっこいい。
For you! For みい!/長谷川みい(CV.空見ゆき)
作詞/やしきん
作曲/やしきん
編曲/やしきん
せーので跳べって言ってんの!が良かったし、Re:STAGE!には名曲が多いという噂を聞いてコロコロと聞いていたら最高の曲と出会ってしまった。なんだこれは。またやしきんの仕業か(褒めてる)。やしきん氏の楽曲はてーきゅうの印象が強くて、以前挙げた『今宵フェスティバブル』は2番でAメロとBメロが入れ替わるとか言ってたけど、この曲は1番がA-B-サビなのに対して、2番でAB入れ替わるだけじゃなくて、B-A-間奏-C-A-落ちサビという怒涛の流れ。イかれてる(褒めてる)。Aメロの繰り返しがやたらと耳に残るし、落ちサビのコードが変わるところなんかグッとくるてだけじゃ表現しきれない感情に堕とされる。デカいアリーナとかで聴きたい。
Mela!/緑黄色社会
作詞/長屋晴子、小林壱誓
作曲/peppe、穴見真吾
編曲/
15秒のCMで心を掴まれる冒頭部。ピアノから入ってブラスが追加されてギターソロがあって、これでもかとギミックが詰め込まれている。CM尺に合わせたのか、冒頭サビだけメロディが少し違ったりクリシェ進行だったりで掴みが本当に強い。ファルセットが美しすぎる。歌唱力が圧倒的だし完成度が高い。某ウイルスの影響でCDの発売が延期になってしまったが、その期間に公開されたリモート歌唱演奏動画とレコーディングメイキングがあまりにも良かった。1コーラスだけではあるけれども、圧倒的な技術と楽しそうすぎる雰囲気が堪らん。
UNITY/Wienners
作詞/玉屋2060%・アサミサエ
作曲/玉屋2060%
編曲/
圧倒的にメッセージ性が強い。奇しくも世界がこんな状況になってしまった時にリリースとなったが、だからこそ、メッセージがより強くなった音楽の力を感じる。これぞロック。
NA NA NA NA (with A)/ジョイマン高木 with A
作詞/高木晋也
作曲/鈴木秋則
編曲/
一世を風靡した有名芸人による突然の楽曲発表。何事かと思い聞いてみると、まさかの爽快でストレートな応援歌。ふざけてるのはリリース時のコメントだけだし、曲を聴いた後だと実はしっかり物事を考えているけど仕事としてふざけている職業お笑い芸人を感じる。
いきなり曲出してごめーん!まことにすいまめーん!なななな♪なななな♪なななな言っていたら、ふと、人類への応援歌が出来たのでリリースしました 脇の下!皆様どうぞ宜しくお願いします ニジマス!アルマゲドン 素うどん!
実はストレートで主語や対象が広い応援歌は、普段(仕事として人前に出る立場で)ふざけている人たちが歌うとギャップが大きくて刺さりやすいことがよくある。お笑い芸人が歌う応援曲っていいよね...はっぱ隊を思い出す...
23時の春雷少女/鬼頭明里
作詞/田淵智也
作曲/田淵智也
まずもうこの田淵智也作詞作曲とかいう歌詞のスマートさ、キャッチーなサビのメロディが素晴らしすぎる。田淵さんの作る曲はいつも口に出したい語感の良さが凄くて、トリッキーな歌詞でもスッと耳に入ってくる感覚は独特。2サビ終わりから間髪入れずにやってくるCメロと狂った間奏に圧倒される。要所要所に組み込まれる語尾のフォールが印象的だし、歌声にも合っていて、聴き心地がめちゃ良い。
証明は終わり、これが名曲だった。
2020年下半期編に続く...
2019年の楽曲おまけ
〈おまけ〉
2019年に知った曲はまだまだあって、メモ代わりに残しておく。
アイキャントライ/河野万里奈
作詞/河野万里奈
作曲/河野万里奈、エンドウ
編曲/エンドウ
Aチャンネルも化物語も見てたなぁ。再メジャーデビューおめでとうございます。㋜さんとの合同リリイベでまさか生で見られる日が来るとは。 カタカナで書くと分からないI can tryとI can't lieが掛詞になっている表現が上手い。サビのメロディーが力強くてアツい。
シアワセの末路/7セグメント
作詞/SAWA
作曲/宮野弦士
編曲/
宮野弦士氏が所属してるバンドがあると聞いて。いやイントロからサビからめちゃめちゃ宮野サウンドやんけ。そら好きやわ。この曲はほんと至る所に宮野氏の良さが散りばめられていて凝縮してる感じがする。
高貴愛されスタンス/SAWA
作詞/SAWA
作曲/宮野弦士
編曲/宮野弦士
宮野氏提供曲プレイリストより。これまた宮野色が強くてナイスですね~。曲のタイトルを2Bで回収するのが個人的に好きです。
gloomy girl/Farewell, My L.U.V
作詞/SUMI
作曲/YASUSHI WATANABE
編曲/YASUSHI WATANABE
名古屋発のボーカルダンスグループのFarewell, My L.U.Vの楽曲。曲がオシャレカッコ良いので曲だけ聞いてたら中高生グループとは思えない。地元名古屋を拠点にしてるってだけで少し応援したくなるし、いつか見に行きたいなぁ。
グリズリーに襲われたら♡/神宿
作詞/清竜人
作曲/清竜人
編曲/MOSAIC.WAV
そもそもラブソングとしての切り口が斬新すぎる。 でもめちゃ可愛いんだなぁ。清竜人氏はカッコいいし硬派な感じなのにこんな王道(?)アイドルソングをポンポン出せるのどうなってんだろうなぁ。誰に歌わせても喉からハートマークを出させる曲を書くプロじゃん。
作詞/の子
作曲/の子
編曲/亀田誠治
㋜さんがイベントでカバーしているのを聞いてからしばらくエンドレスリピート。切なさと疾走感と焦燥感とが絡み合って複雑な感情を表現する歌声が素晴らしい。
スターリースカイ☆パレード/ななひら & mega
作詞/キノシタ
作曲/キノシタ
編曲/キノシタ
キノシタ氏の手癖が溢れまくってる曲。やっぱりどうしてもニコニコ最盛期を彷彿とさせるし明るい楽しい曲なのにどこか懐かしくなって切なくなってしまう。あとこの歌い手さんの歌唱もすげぇ。原曲のボーカロイドの声に似てるけど感情とか表現力が乗ってるみたいな。
ハーバームーン/nuance
作詞/佐藤嘉風
作曲/佐藤嘉風
編曲/
nuanceさんの新曲。これまた不安になるような曲調にラップが乗って謎の中毒性。
曖情/まるりとりゅうが
作詞/Ryuga
作曲/Ryuga
編曲/
ここまでしっかりと中高生層をターゲットにしてるような失恋ソングについて語っているのが少し恥ずかしいという気持ちすら吹き飛ばして凌駕して語らずにはいられない圧倒的歌唱力としっとりとしたイントロからは想像できない曲の後半盛り上がりが物凄い。落ちサビの転調なんて開いた口が塞がらない。
セク×カラ×シソンズール/UNISON SQUARE GARDEN
作詞/田淵智也
作曲/田淵智也
これまたライブ映像見て堕ちたやつ。”言い訳して逃げ出しちゃうなら最初からやるなよ” ”お先真っ暗っていうけどさ 見えないから面白い” とかメッセージ性がめちゃ強い。セク×カラ×シソンズールってどういう意味なんだろ?と歌詞を見た時の衝撃もそうだし、歌詞だけでも曲だけでも未完成で、聞くだけ、読むだけじゃなくて、曲に詞が乗るからこそ完成する”音楽”って感じがする。
きっちーさん的良楽曲 2019年下半期
きっちーさん的良楽曲 その6
~2019年後期
今年は事情が事情であまりライブに行けなかった(本当か?)けど、初めてTIFに行ったり、新しい音楽に触れる機会は意外と多かったかもしれない。
恋花火/secondrate
作詞/Seike
作曲/Seike
編曲/Seike
夏の楽しさと、夏の終わりの切なさの対比が美しい。secondrateのこういう曲を待ち望んでた!と言わせるようなストレートなツインボーカルが映える。10ヶ月連続リリースの締めに相応しい大作。
はやくそれになりたい/キノシタ
作詞/キノシタ
作曲/キノシタ
編曲/キノシタ
00年代のニコニコ動画最盛期(主観)を彷彿とさせる電波ソング。1サビ前のブレイク、サビのクリシェや落ちサビの転調まで、その道の王道と感じさせる気持ち良さがある。トリッキーな構成はヒャダイン氏のそれを少し感じるが、キノシタ氏の他作品を聴くと、しっかりとキノシタ氏の色が濃く出ていることがわかる。
もっともっと -月ノ美兎イメージソング-/Atelier ladybird
作詞/Atelier ladybird
作曲/Atelier ladybird
編曲/Atelier ladybird
VTuberにあまり詳しくない僕でもギリ知ってる月ノ美兎ちゃんのイメージソング。制作は音楽制作ユニットAtelier LadyBird。個人的にALBが作る曲にありがちな展開、手癖がとても好き。キャッチーでノれる。
Hail to the world!!/halca
作詞/kz
作曲/kz
編曲/kz
ラジオで一度聴いてから配信を待ち望んでいた楽曲。壮大さの中に低音が響いてリズムが良い、ディスコティック。落ちサビのキメがキマってる。
チャンドゥ・チャンドゥ/きゃわふるTORNADO
作詞/つんつく♀
作曲/Oike、ツカダタカシゲ
編曲/ツカダタカシゲ
TIFでたまたま見かけたアイドル。その時は違う曲を聴いたのだが、なんとなく心地よい曲だなぁと思い家に帰って調べて出会った曲。サビのメロディがグッとくる。半音の使い方が上手くて切なさがあるし、そのメロディに乗せた歌詞のハマり方も気持ちいい。
マジックランデブー/Mellow Mellow
作詞/ MCpero
作曲/ 宮野弦士
編曲/ 宮野弦士
最高のミュージックを作りまくっている宮野弦士氏が作った最高のミュージック。宮野氏の手癖がわかってきてそれにハマってくるとどんどんクセになってくる。聴けば聴くほど良さみが深くなっていくスルメ曲として秀逸。
スパッと!スパイ&スパイス/ツキカゲ
作詞/ヒゲドライバー
作曲/ヒゲドライバー
編曲/ヒゲドライバー
歌詞中に何度も出てくるsとpの子音のアクセントを上手く取り入れて、もはや楽器のように用いられていて耳障りが良い。スパイス、そうしましょう、など特にsは意識的に強く発している気がするが、無意識、サブリミナル的に耳に残る。各楽器が目立つ部分もありバンドサウンドがめちゃカッコいい。
Princess/りぶ
作詞/清竜人
作曲/清竜人
編曲/清竜人
清竜人氏が初めて男性アーティストに楽曲提供を行ったという作品。歌唱アーティストに合わせて全体的にキーが高め。リズムが複雑で難曲だけど爽快感とお洒落さがあって聴いていて気持ちいい。
Home Sweet Home!/三浦祐太朗
作詞/三浦祐太朗
作曲/前山田健一
編曲/前山田健一
イントロ3秒でヒャダイン氏の手癖がわかる。どうしてここまでわかりやすいんだろうかってくらいヒャダインっぽさが出ているんだろう、楽器の多さとメロディだと思うけど。全部同じような雰囲気って訳じゃなくて、同じ人が作ったとわかるけどそれぞれ違った良さがあるみたいな、二番煎じではなくヒャダイン印の箔を押したような作品を作れるのは本当に凄い。全体的にキーが低めだけどドタバタした明るさもある。
ジュブナイルレポート/加速するラブズ
作詞/加速するラブズ
作曲/加速するラブズ
編曲/加速するラブズ
男女ツインボーカルで爽やかでストレートなロックナンバー。サビで跳ねる。サビのメロディーが上下二種類でハモっていて、その両方のメロディーが主旋律になるという構成が素晴らしい。男女ツインボーカル曲の中でも、どちらかがコーラスやハモリのみではなく両者共に主旋律を歌うパートがある曲を好みがちな傾向があるが、この曲はソロパート+ハモリの組み合わせではなく、サビはどっちも主旋律になり得るメロディーを1オクターブ差で同時に歌ってハモるという構成が何度も聞きたくなる中毒性を生み出していると感じた。
わけじゃない/まるりとりゅうが
作詞/ Ryuga
作曲/ Ryuga
編曲/ 山下洋介
ちょっとチャラそうな見た目で身構えて聞いてみたら猛反省した。繊細なメロディーと繊細かつ力強い歌声が相まって世界観が色濃く出ている。歌声に合った曲。落ち着いて始まってサビへ向かうにつれどんどん盛り上がってピークの落ちサビからしっかりと着地する余韻の作りも上手い。りゅうが氏は作詞作曲も行う現役大学生で頭も良いと、スペックが高すぎる...
はじめてのかくめい!/DIALOGUE+
田淵智也氏作詞作曲、田中秀和氏編曲とかいうそんなんもう神曲じゃないはずがないじゃんかって曲。ワードセンスが秀逸すぎる。あとギミックの多さが異常。2番Aメロの畳みかける三連符、裏で暴れるベース、追い打ちを掛けるように激しくなるギターとドラム、全体的に狂ってる(褒めてる)。1番と2番ではサビのAメロもサビの入り方も違っていて、壊さずに変化をつける崩し方が上手い。飽きないし中毒性が凄い。落ちサビでコードが変わるのも好き。オタクはこういうのに軽率に堕ちるのをよくわかってる...
せーので跳べって言ってんの!/本城香澄(CV.岩橋由佳)
編曲/伊藤翼
はじめてのかくめい!がめっちゃ良かったので田淵氏提供曲を漁っていた時に出会った。 とあるツイートで見た”Hey boys, girls, そうじゃない人 覚悟はできたかい?” "どうしてもな理由があれば 心で跳べ”は全ての人に配慮したユニバーサルデザインだ、という発想にものすごく感動した。1番のAメロはほとんどドラムのテンポのみで構成されていてボーカルのメロディーはボーカリストの裁量に全振りしているのもカッコいい。2番になるとAメロにもギターカッティングとかベースラインとかが豪華になって展開していくのが気持ちいい。
Raise Your Heart!!/亜咲花
作詞/亜咲花、田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
編曲/堀江晶太
こちらも田淵氏提供曲。崩しと繰り返しの表現が堪らない一曲。2Aでしっかり1Aとメロディーを変えてきたり1サビと2サビの入り方が違ったりと、飽きさせない工夫というか崩しの遊び方がわかりやすくて楽しい。Bメロは一般的にはサビを盛り上げるための助走部分みたいな印象が大きいけど、この曲ではサビを盛り上げるための方法は1パターンではないというメッセージすら感じる。また、サビに関していうと、1サビは1! 2!...の部分でそのまま間奏へ繋がるが、2サビは1! 2!の部分を2回繰り返し、しかも2回目は大好きになるというフレーズをも繰り返してサビのメロディーをキャッチーに印象付けていて耳に残りやすくなっている。しかもまだサビ続くし... 田淵氏は音楽を文字通り音で遊ぶ表現を多用して作っていて、その手癖が分かってくると聞く方も癖になってくるなぁ...
タイムマジックロンリー/nuance
作詞/佐藤嘉風
作曲/佐藤嘉風
編曲/
横浜発のアイドルグループnuance(ヌュアンス)の楽曲。不安になるようなメロディーと理論を無視した狂気とが噛み合って中毒性が凄い。奇天烈で意味不明なようで、実は横浜最古のダンスホールでタイムワープするというストーリーがあるらしい。いやそんなことよりここまで僕の好きそうな曲があるとは...みたいな衝撃。何があったらこんな曲が生まれるんだろうか...。
いのちのよろこび/でんぱ組.inc
作詞/玉屋2060%
作曲/玉屋2060%
編曲/玉屋2060%
今まででんぱの曲ってあんまり聞いてこなかったんだけど、この曲をたまたま聞いた時にめちゃめちゃ感動した。アイドルの楽曲のテーマが生命の創造とか壮大すぎるんだけど、これを歌えるのは確かにでんぱしか成せないとも思う。玉屋さんの曲っぽさも色濃くて、「さよなら浦島太郎」に似て落ちサビ後のフィナーレ感の演出がめちゃめちゃグッとくる。堕ちてくる隕石を目前にして世界最後の日に人類全員で手を振りながら泣きながら笑いながら合唱したい。そんな楽しいのに切ない走馬灯みたいな曲。”世界の全てが 通じ合えたなら”の(またそれと同じメロディーの)部分、コードも相まってめちゃ切ないなぁ。
ray/BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU
作詞/藤原基央
作曲/藤原基央
某友人がカラオケでデュエットしていてめちゃ感動した。歌える曲なんだ...
BUMPサブスク解禁に乗じてめっちゃ聞いた。ストリングスとミクさんの歌声によって近未来の壮大さを感じる。だからこそいつまでも先鋭的で普遍的であるとも感じられるのかもしれない。
居眠り遠征隊/ずっと真夜中でいいのに。
作詞/ACAね
作曲/ACAね
編曲/Kenichiro Nishihara、Jun☆Murayama
えっ。まずもうボーカルのACAねさんの歌声が圧倒的に良すぎる。跳ねるリズムがめちゃめちゃ気持ちいい。間奏とかアウトロで繰り返されるギターのカッティングが曲中でめちゃ印象的なんだけど、それがイントロとかAメロでは無いから、あれ?と思わせる。サビから裏で流れていて、間奏になるとギターが浮き彫りになる構成、素敵。楽器もボーカルも全部が全部気持ちいいメロディーで流れていて何回聞いても色んな聞こえ方があって中毒性が凄い。
星雲少女/開花-かいか-
作詞/タカハシヒョウリ
作曲/タカハシヒョウリ
編曲/タカハシヒョウリ
無垢なボーカルグループ、開花-かいか-の3曲目となる楽曲。1曲目から歌唱力と完成度は高かったけどさらにテクニックとか演出に力が入って聞き心地のよさが凄い。
解けない界面論/CYNHN
作詞/ 渡辺翔
作曲/ 渡辺翔
編曲/ Mao Sasagawa
全体的に跳ねていて、サビで弾ける。気持ちいい。 サビ前の一瞬暖かくなる感じがすき。界面論は解けないまま、結局6人での歌唱は見られなかったなぁ...
キミなんだから/Task have Fun
作詞/GUCCHO
作曲/GUCCHO
編曲/GUCCHO
キャッチーな曲にキャッチーな振付、これぞアイドルって曲。そもそも最近はアイドルってカテゴライズすることにすら疑問を感じていて、それくらいアイドルと呼ばれる人たちの中だけでもジャンルが多様化しまくっている気がする。その中でもTask have Funは(特にこの曲は)一般的に想像されるアイドルの形、 かわいい女の子がキャッチーな曲を歌って、キャッチーな振付で踊って、みんなで一緒に楽しいを共有するようなパフォーマンスを披露して、みたいなアイドルだと思う。2019年はこの曲を生で見れたことがいい思い出だなぁ。
ラブソングは突然に〜What is the name of that mystery?〜/UNISON SQUARE GARDEN
作詞/田淵智也
作曲/田淵智也
某友人にお借りした音源とライブ映像で突然にこの曲に堕ちた。なんとなく語呂がいいだけの単語を羅列したかと思えば、文字通りラブソングは突然にやってくるし、この小遊びというか、ほんと田淵氏はこういうのが好きだしこういう表現が上手いなぁと改めて感じさせられた。
2020年上半期編に続く...
きっちーさん的良楽曲 2019年上半期
やっと追いついた。これからは半期に一回くらいのペースでメモしていけたらいいな。
きっちーさん的良楽曲 その5
~2019年前期(8月くらいまで)
作詞/NOVECHIKA、菊池博人
作曲/NOVECHIKA、菊池博人
編曲/NOVECHIKA、菊池博人
セリフのようなパートや半音を多用したメロディ、落ちサビの繰り返しなどによって00年代を彷彿とさせる懐かしさのある電波ソング。メロディの数が多く、特にサビ後のCメロがグッとくる。
微炭酸イノセンス/ホムラ(CV.社本悠) from SPR5
作詞/安田貴広
作曲/安田貴広
編曲/安田貴広
爽やかな王道アイドルソング。声に安定感があって安心して聴けるキャラクターソング。
恋の魔法/SPR5
作詞/Wiggy
作曲/Wiggy
編曲/Wiggy
こちらも王道なアイドルソング。2.5次元アイドルグループの乱立している時代に、陰ながらクオリティの高い作品を連発していて気になるSPR5さん。2019年頭にリリースしたアルバムに収録されているクリスマスソングをヒャダイン氏が制作したと聞いて知った。ここには載せなかったが自己紹介ソングであるところの「ファイブ!サスぺクツ!」は個人の紹介パートの多くを他己紹介であったり、掛け合いでキャラクター性を表現するのが割と今までにあまりなくて面白かった。
脳裏上のクラッカー/ずっと真夜中でいいのに。
作詞/ACAね
作曲/ACAね
編曲/100回嘔吐、板井直樹
関ジャムで紹介されているのを見て知った。メロディの多さとBメロの強さが好き。Bメロがサビかと思わせる強さがあり、それ故にその後のサビの高揚感が増すという解説を聞いて、今までBメロが強い曲を好きになったのはこういうことか!と気付くきっかけともなった。
拝啓、少年よ/Hump Back
作詞/林萌々子
作曲/林萌々子
編曲/Hump Back
これも関ジャムの紹介で知った。第一声にどきっとさせられる、しっかりロックしてる曲。サビのファルセットが気持ちいい。
0.2秒/secondrate
作詞/清家寛
作曲/清家寛
編曲/
爽やかな王道アイドルソング。バンドサウンドも相まってカルピスのCMソングみたい。とある映画のEDに起用されていて知った。secondrateはボーカルを担当するメンバーが2人おり、この曲のボーカルは元アイドルという経歴を持つSakiさん。もう1人のボーカルはsecondrateのサウンドプロデューサーも務めるSeikeさんで、この当時はツインボーカルの曲は少なく、どちらか一方がソロ歌唱する曲が多いが、楽曲のジャンルが幅広い。多くのニーズをカバーできる楽曲センスと歌唱力があると思うので、大きいタイアップがつけば上手く適した楽曲を制作して跳ねそう。
ふたりいろ/secondrate
作詞/Seike
作曲/Seike
編曲/
バンドというよりアニメソングのような曲。サビが爽やかで気持ちいい。
ドリーミーライフ/青柳透
作詞/土川大輔
作曲/土川大輔
編曲/土川大輔
初視聴は2017年のイベントのネット配信で、その当時から曲調が好きすぎて、それから約1年半後に待望の音源化。テンポ、リズムが良く、明るく楽しくて、つい声に出したくなる言い回しも多い。
さよなら浦島太郎/Wienners
作詞/玉屋2060%
作曲/玉屋2060%
編曲/
でんぱ組.incのサウンドプロデュースを手掛ける玉屋2000%氏が所属するバンド。男女ツインボーカルで掛け合いやコーラスが気持ちいい。メロディがキャッチ―で強く、耳に残る。落ちサビ後にもうひと盛り上がりあって、躍り狂いたくなる。
蒼天ディライト/Wienners
作詞/玉屋2060%
作曲/玉屋2060%
編曲/
次がどうなるか全く予想できない、かつ全く飽きさせないキャッチ―さを兼ね備えたノリの良い曲。
ダンス・ファウンダー/フィロソフィーのダンス
作詞/ヤマモトショウ
作曲/宮野弦士
編曲/宮野弦士
歌詞、曲、振付がキャッチ―で、その場にいる人を皆躍らせてしまうすごい曲。若い鬼才・宮野弦士氏による繊細なサウンドとグルーヴ感が、フィロソフィーのダンスのメンバー4人の個性と歌唱力の高さを余すところなく引き出している。
バルーン/Atelier LadyBird
作詞/吉村彰一
作曲/吉村彰一
編曲/川崎泰弘
音域の広さが異常。ボーカロイド張りの難局を歌いこなす歌い手さんすげえ。ファルセットがとてもお上手で、めちゃ高音なのに苦しそうな感じは全くしなくて、脳に直接入ってくるような麻薬的聴き心地の良さがある。ピアノの音色が効果的。
掃除が大事 feat.大事MANブラザーズ立川俊之/名古屋CLEAR'S
替歌作詞/Yuki Kitamura
作曲/立川俊之
編曲/YUU for YOU
全国に拠点を構えるお掃除ユニットCLEAR'Sの中でも名古屋を拠点とする名古屋CLEAR'Sと、誰でも知っている往年の名曲「それが大事」を代表曲に持つ大事MANブラザーズ立川氏とのコラボで生まれた楽曲。”街はゴミ箱じゃない”というフレーズにインパクトがある。
君をピカソの目で見たら/SHE IS SUMMER
作詞/MICO/ヤマモトショウ
作曲/ひろせひろせ(フレンズ / nicoten)
編曲/ひろせひろせ(フレンズ / nicoten)
ふぇのたすのボーカル・MICO氏のソロプロジェクトであるSHE IS SUMMERの楽曲。サブスク解禁と近い頃にこの曲のリリースがあった。作詞はふぇのたすのサウンドプロデューサーでもあったヤマモトショウ氏とMICO氏の共作、作編曲はフレンズのひろせひろせ氏。文学的かつ現実的な世界観に魅了される。
青春なんていらないわ/三月のパンタシア
作詞/n-buna
作曲/n-buna
編曲/n-buna
クリエイターユニット三月のパンタシアによる青春ロック。儚げなボーカルと技巧的でトリッキーな楽曲はnagi氏がボーカルを務めていた頃のsupercellを彷彿とさせる。
サカナイトデイズ/halca
作詞/ 宮嶋淳子
作曲/ 藤井亮太、小高光太郎
編曲/ 川崎智哉
halca氏の可愛さとかっこよさを兼ね備えた歌声を堪能できる、サビの高音が特徴的な楽曲。痒いところに手が届くような気持ちのよいメロディライン。
君の瞳に恋してない/UNISON SQUARE GARDEN
作詞/田淵智也
作曲/田淵智也
店内放送で初視聴して気になっていた楽曲で、友人の布教によって音源を頂いた。トリッキーで難解な曲が多いイメージのあるバンドだったが、この曲を初めて聞いたときの印象はポップなアイドルソングかな?と思った。いやトリッキーで難解ではあるけれども。メロディや歌詞の当てはめ方が上手いし、それ故に難解になるけれど、構成の大枠がUNISON SQUARE GARDENにしてはシンプルで聞きやすい。
ラルゴ/CYNHN
作詞/渡辺翔
作曲/渡辺翔
編曲/清水哲平
CYNHNさんの1stフルアルバムに収録されたリード曲。アルバムに収録されたこれまでの楽曲の多くは”未完成”で”不器用”、”先が見えないながら模索”しているような曲が多かったが、この曲では模索しながら、はっきりと何かはわからないけどなんとなく少し明るい未来が見えかけた、という内容になっている。それによってアルバム全体にストーリー性を持たせ綺麗にまとめた重要な曲になった。これまでに各メンバーをフィーチャーしたメインボーカル制の曲をこなした次の作品であり、ラルゴは(コーラスはあるが)ソロパートのみで構成されており、各々の特性がより色濃く出る楽曲になっている。様々な曲をこなしてきたCYNHNさんであるが、このタイミングでど直球のロック、モラトリアム的歌詞に刺さる人は多いと思う。もっと見つかってほしい。
それは月曜日の9時のように/桜エビ~ず
作詞/竹内サティフォ
作曲/ONIGAWARA
編曲/ONIGAWARA
私立恵比寿中学の妹分グループとして誕生した桜エビ~ずはとにかくいい曲が多い。その中でも特に名曲なのがこれ。”それは月曜日の9時のように””ギターのリズムに合わせて始まるよ”という往年の名曲・小田和正氏の「ラブ・ストーリーは突然に」のギターカッティングを彷彿とさせ、月9=日本の代表的なテレビドラマの時間、といった共通認識がある現在だからこそ作られる楽曲というのが時代が回った気がして、時代を象徴するアイドルの楽曲にマッチしている。とはいってもアイドルソングというより音楽性の高いJ-POPに分類される曲でカッコいいのである。アウトロの水春氏のフェイクがめちゃめちゃキマってる。しかもこれはライブの度に毎回違い、"LIVE感"があるので是非ライブでの歌声も聴いてほしい。
バカになるほど恋したい/ONIGAWARA
作詞/竹内サティフォ
作曲/ONIGAWARA
編曲/
上記、「それは月曜日の9時のように」の楽曲提供をしたONIGAWARAの楽曲。岡村靖幸に影響を受けたであろう軽快なサウンドに載る歌詞には”YouTube見てごろごろしたい”など現代社会だからこそ通じる単語が使われたり、ONIGAWARAとしての色が濃く出ている。
チョット愚直に!猪突猛進/こぶしファクトリー
作詞/前山田健一
作曲/前山田健一
編曲/鈴木俊介
ブラスアレンジ/竹上良成
グループは知ってはいたが、友人に布教して頂いたことでしっかりと聴くようになった。サビのメロディとリズムがとても好き。歌唱力と表現力の塊。
キュン/日向坂46
作詞/秋元康
作曲/ 野村陽一郎
編曲/ 野村陽一郎
店内放送で何度か聞いて、サビのメロディに惹かれた。落ちサビ転調がキマってる。
SUPER MUSIC/集団行動
作詞/真部脩一
作曲/真部脩一
編曲/
当時の相対性理論・タルトタタンのサウンドプロデューサーの2人が新たに立ち上げたバンド・集団行動の楽曲。何度も繰り返される”SUPER MUSIC”というワードとキャッチ―なメロディ、違和感を持たせる終わり方で聞いたときの印象が強くなってしまう。デビュー当初はボーカルの違う相対性理論のように感じていたが、このあたりから集団行動らしさが出ていると思う。
2019年下半期編へ続く…
きっちーさん的良楽曲 その4
きっちーさん的良楽曲 その4
〜2018年
サブスクに加入。CYNHNのように、他のアイドルやアーティストにも沼にドボンドボンする可能性あるなと思いアンテナを広げ色んな曲を聴こうと調べ始めた。その為、これ以降は、このタイミングで今更知ったのかよって曲も多くあります。良い曲というのは時間が経っても色褪せず良い曲なのです。
リンクtoアクセス/CYNHN
作詞/渡辺翔
作曲/渡辺翔
編曲/宮野弦士
明るくソウルなダンスナンバーにのせて、義理堅いので応援してくれた分パワーにしてお返ししますという実はめちゃアツい曲。6者6様でみんな違ってみんな良いのでFINALegendとそのc/wの3曲を延々リピートしていた後の2ndシングルとして前作に引けを取らない完成度の作品を出してきたので驚きと感動が物凄い。
春~spring~/Hysteric Blue
作詞/たくや
作曲/たくや
編曲/ Hysteric Blue、佐久間正英
店内放送で藍井エイル氏によるカバー版を聞いて家に帰ってすぐ調べた曲。”歌が好き”というド直球の歌詞にドキッとする。
桜並木/ふわふわ
作詞/大竹智紗
作曲/大竹智紗
編曲/小松一也
これまた店内放送で聞いて、サビのなんとなく感じる懐かしさと暖かさが心地よい。
ぜんぜん/寺嶋由芙
作詞/ヤマモトショウ
作曲/ヤマモトショウ
編曲/rionos
ディアステージから入ったわけではないのでCYNHNさん以外のディアステ所属の方をほとんど知らなかったのだが、合同リリイベなどで知る機会も多くこの頃から少しずつ他のアイドルも知っていく。
この曲はCYNHNさんとのコラボで知った。表題曲ではないというのが驚きしかないくらい強い王道アイドルソング。コールも独特で面白くてライブで盛り上がる曲。
Aメロ頭とサビ頭でタイトル回収するきれいな曲でもある。
Answer/J☆Dee'Z
作詞/Soulife
作曲/Soulife
編曲/Soulife
musicるTVの企画中でJ☆Dee'Zさんのライブシーンがチラッと映り、その一瞬でこれは!と思いすぐ調べた。3声でハモりながら激しいダンスとボディパーカッションをするパフォーマンスが圧巻。マイクを使わず肉声で路上ライブをやったりだとかパフォーマーとしてめちゃめちゃ質が高い。売れ方が実力に見合ってないので、もっとメジャー路線で売り出していたらまた違ったのかな…と思う。
タキサイキア/CYNHN
作詞/渡辺翔
作曲/渡辺翔
編曲/中西亮輔
別記事にてアツく語り散らかしてるので是非そっちを見てほしい。前回の曲が良かったことに対して、毎回新しいことに挑戦して常に最新が最高を更新しているので本当に素晴らしい…素晴らしいんだ…
I Love Youはあなただけ♡/清竜人25
作詞/清竜人
作曲/清竜人
編曲/
サブスクの恩恵を受けてやっと聞けた清竜人25デュエットアルバムから清竜人と第3夫人の清亜美のデュオ曲。ドタバタ系ラブコメのOPのように明るくて可愛い。アイドルソングで男女デュエットってほとんどないけど聴き心地が良いのでもっと作ってほしい世界。
作詞/高木祥太
作曲/高木祥太
編曲/高木祥太、Soma Genda
musicるTV月間EDで知った。バンドサウンドに打ち込みを織り交ぜたエレクトロなサウンドがどこか懐かしい。ベースがかっこいい。
RADIPHONE/カラスは真っ白
作詞/ヤギヌマカナ
作曲/カラスは真っ白
編曲/
トリッキーでダークな曲の多いカラスは真っ白による、しっかり可愛い曲。脳内でリフレインされる電子音が心地よくなってくる。声が可愛い。
今夜がおわらない/ふぇのたす
作詞/山本奨
作曲/山本奨
編曲/酒井ミキオ
世界中の現在時間を引き合いに出して今夜の定義すらわからなくなる不思議な曲。曲も声もMVで踊る姿も可愛い。
Royal Memories/Special Faborite Music
作詞/Yusuke Kume
作曲/Yusuke Kume
編曲/
すべての生と死を肯定するような壮大すぎる曲。ブラスの音色とアニメーションMVが相まって、暖かく優しく包み込んでくれている感覚なはずなのに、聴き終わったあとは、漠然と何か考えさせられる。哲学的な曲だと思う。
塩と砂糖/フレンズ
作詞/おかもとえみ
作曲/ひろせひろせ
編曲/
男女混声ボーカルのバンド。優しくて楽しそう。この曲は特に純粋にメロディが好き。
夢見るグラビティ(feat.小見川千明)/Atelier LadyBird
作詞/山崎あおい
作曲/吉村彰一
編曲/川崎泰弘
荒川アンダーザブリッジ以来多大な影響を受けた声優さんであるところの小見川千明氏が歌唱する曲。制作は音楽制作ユニットAtelierLadyBird。音域が広くて高音と低音で異なる印象の声を使い分ける小見川氏の強みをよく引き出していると思う。キャラクターソングではなく本人名義だからこその表現のような。
おひさまスプラッシュ!/Fullfull Pocket
作詞/多田慎也
作曲/多田慎也
編曲/板垣祐介
初めて聞いたとき田淵さんが楽曲提供したのかと思った。それくらい軽快なギターと少しのトリッキーさがあって聴き心地が良い。落ちサビの転調も素晴らしい。
今宵フェスティバブル/高宮なすの(CV.鳴海杏子)
作詞/やしきん
作曲/やしきん
編曲/やしきん
韻の踏み方が凄まじい。意外とメロディの数が多い。1番はAメロBメロサビだが2番はBメロAメロサビになるギミックも良い(ヒャダインのカカカタ☆カタオモイも同様)
この世界は捨てたもんじゃない/Juice=Juice
作詞/井筒日美
作曲/中村瑛彦
編曲/中村瑛彦
まず歌いだしの宮本佳林さんの歌声が天才すぎる。いや全員歌唱力が高くてハロプロアイドルの質の高さが一発でわかると思う。懐かしさも感じられる歌謡曲テイストであるからこそ、個人の歌唱がより印象付けられる。
やるっきゃない!2018/虹のコンキスタドール
作詞/浅野尚志
作曲/浅野尚志
編曲/浅野尚志
私はこの曲のリリース時の宣伝で知った。2015年にリリースされた「やるっきゃない!2015」を再レコーディング、MVも再撮影された。曲を撮り直すことは稀にあるかもしれないが、こうしてMVまで同様に撮り直してアップデートしたのは珍しいのではないかと思う。普遍的な歌詞であるからこそいつ歌っても誰が聞いても良い曲だと思うし、それをアップデートしていけることはとても素晴らしい。この曲が2018の名を冠した再録によって、未来にまた新しく作られるのではという期待も付随して過去、現在から未来まで見えた曲になった。
落ちサビのコードが変わるところやベースがかっこいい。
きみにワルツ/みみめめMIMI
作詞/ユカ(みみめめMIMI)
作曲/ユカ(みみめめMIMI)
編曲/CHRYSANTHEMUM BRIDGE
実写咲のテーマ曲を楽曲提供者のみみめめMIMIがセルフカバーしたもの。実のところは本家がサブスクになかったためセルフカバー版を聞いたのだけれど、基本的に楽曲提供者のセルフカバー大好き人間なので結果的に何度もリピートしていた。メロディの遷移、特にサビの後半部が癖になる。
プレシャスセトラ/SiSH
作詞/ カナボシ☆ツクモ
作曲/ Hiramy
編曲/ Nao Tokisawa
Tokyo7thシスターズのユニット曲。SiSHのこれまでの曲はしっとりとしたお姉さん系のイメージの曲が多かったが、今回は明るい可愛い綺麗に振り切った。音階の上下が激しくかゆいところに手が届くような清々しさがある。
水流のロック/日食なつこ
作詞/日食なつこ
作曲/日食なつこ
編曲/
関ジャムでも紹介されていたピアノとドラムのみで構成される曲。無駄が一切なく、極限まで楽器が少ない中で盛り上がりや緩急をつけている。また、歌声が浮き彫りになるくらい透明感がある。年末に某ボーカルユニットのメンバーの方がこの曲をカバーしたらしく、聴きたかった感情は深まる一方…
遠吠えのサンセット/ネクライトーキー
作詞/朝日
作曲/朝日
編曲/ネクライトーキー
たのしくて泥臭い。なんか吹っ切れた時に聴きたくなる一周回った清々しさのあるロック。テンポが上がったり下がったり、短い曲ながら間奏Cメロまで凝縮されていて満足感が大きい。
未来があるから/22/7
作詞/秋元康
作曲/ 湊貴大
編曲/若田部誠
秋元康プロデュースグループの中ではまだ知名度の低いほうな気もするバーチャルアイドルグループ。いわゆる中の人もメディアに出てライブを行う声優ユニットでもある。たまたま生でこの曲を聴く機会があったのだが、サビのメロディが好きすぎて脳裏に焼き付いた。モラトリアム的な歌詞も相まって秋元康プロデュースグループ感は強い。欅を若干アニメ寄りにした感じで、見つかれば大きく跳ねる素質はある。2020年のアニメ化でどうなることやら。
2019年上半期編へ続く…
きっちーさん的良楽曲 その3
前回の続き。
こうして好きな曲を列挙していると、何となく趣向がわかる。
例えば、ハモリの多い曲。特に男女混声グループは好きになりやすい。
他には、曲調がころころ変わる曲や、音域の広い曲など、トリッキーさに惹かれることが多いような気がする。
きっちーさん的良楽曲 その3
〜2017年
主に大学時代。カラオケに頻繁に足を運ぶようになる。関わる人の影響を受けたりしてアイドル曲を聴くようになったり、アニソンから声優アーティストに移るなど若干の変化はあるもののほぼほぼアニメ系。
作詞/畑亜貴
作曲/倉内達矢
編曲/倉内達矢
あまりこのアーティストが好き、とはならないものの、ほぼ全曲が好きになっていたのがμ'sだった。その中でもこの曲は一時期狂ったように延々とリピートしていた。めちゃ可愛い曲だけれどイントロからAメロの入り方がお洒落。ラブライブ!の良さは”終わりたくない””今を楽しむ”というエモーショナルなテーマの曲を楽しい曲調にのせることで逆にもの寂しさを浮き彫りにしているところにもあると思う。この曲含めそういった楽曲が多くて、素晴らしく完成されたコンテンツだったなぁ。
PSYCHIC FIRE/BiBi
作詞/畑亜貴
作曲/森慎太郎
編曲/森慎太郎
ラブライブ!の大きなコンセプトの1つが、声優さんがアニメと同じ衣装同じ振り付けでライブをする”リンク”であるが、この曲はそういったコンテンツだからこそ生まれた曲だと思う。声優さんのラジオなどの発言が元となって歌詞やライブの演出が生まれたり、現実がキャラクターへ逆輸入されたりということがあった。コンテンツ初期では作り得ない曲だし、コンテンツやキャラクターが成長したからこそ完成された曲というのは、ラブライブ!のようなコンテンツでしかできなかったと思う。新しいキャラクターソングの形だと感じた。
風の街でオマエとオイラ/シュウ(CV.岡村明美)&シロン(CV.井上和彦)
作詞/大地丙太郎
作曲/安部純
編曲/武藤星児
レジェンズ-蘇る竜王伝説-の主人公・シュウのキャラクターソング。このアニメはデジモンのような所謂玩具販促アニメなのだが、メインストーリーがやたら重い話が多く、主人公の能天気さでなんとかギャグアニメの体裁を保っていた。その能天気でお気楽なだけが取り柄の主人公にどうしてこんな詩を大切にしたキャラソンを与えてしまったんだ…泣いてまうやろ…最終回を見ると意味がわかる構成は秀逸…はぁ…
Encore/みならいディーバ
作詞/みならいディーバ
作曲/Ghost Writer
編曲/
てさぐれ!の監督が次に作った、アニメを生放送し、その放送中にED曲の歌詞をTwitterなどから募集し最後に生歌唱するという先進的な作品。この作品に用いられた技術が後のVTuberの流行に繋がるのだがそれはまた別のお話。楽曲提供はこれまた井上純一氏なのだが、前作の大作「12ヶ月」を超えるバラードを作ってくれという依頼に対ししっかりと応えた作品。
作詞/やしきん
作曲/やしきん
編曲/やしきん
てーきゅうOP曲。やしきん氏がてーきゅうOPに提供するキャラクターソングは大抵ふざけた内容のように感じられるが、メロディへの言葉のはめ方とか韻の踏み方、テンポの良さやつい口付さみたくなるようなパワーワードの創作力などどれも素晴らしい。野口・樋口・諭吉で韻を踏めることを後世に語り継いでいきたい。
カレンダーガール/わか・ふうり・すなお from STAR☆ANIS
作詞/こだまさおり
4クールアニメのラストに過去を懐古させる曲に弱いのだけれど、その界隈でもトップクラスに破壊力のあるのがこれ。一番最初のED曲でもあるから余計に。なんてことない毎日がかけがえないの、というロードみたいな歌詞が普遍的であるからこそいつの時代でも名曲なんだろうと思う。
私の言葉/久保ユリカ
作詞/久保ユリカ・ちゃんこ
作曲/サカノウエヨースケ
編曲/サカノウエヨースケ
声優・久保ユリカ氏による一人喋りラジオのEDテーマソング。洋楽を感じさせるループしたトラックにラップ調で載るリリックはネガティブな発言ばかり。OPの方はもっと明るい曲にのせたネガティブだが、この曲は落ち着いた曲にネガティブ。しかし陰湿さより開き直った清々しさを感じられるのが、久保ユリカ氏の素を感じられるからだと思う。アーティストデビュー以降は明るく可愛い曲を多く歌っているが、個人的にこの曲が一番似合ってる気がする。
作詞/辛矢凡
田中秀和氏はほんとに気持ちいい曲ばかり作るなぁ。全体的に暗めの曲調に対してサビの弾け方が気持ちいい。
君じゃなきゃダメみたい/オーイシマサヨシ
作詞/大石昌良
作曲/大石昌良
編曲/大石昌良
アニサマで初めて聞いてインパクトの大きかった曲。君じゃなきゃダメみたい、というワードをしっかり記憶に残させる構成とオーイシお兄さんの技量に圧巻。
Will♡You♡Marry♡Me?/清竜人25
作詞/清竜人
作曲/清竜人
編曲/ダンス☆マン
友人がカラオケで歌っているのを聞いて知った。一夫多妻制アイドルグループ清竜人25のデビュー曲。コンセプトが斬新でライブも面白い。だがその奇抜さだけじゃなく曲のクオリティがものすごく高い。男女の掛け合いやラップ、繊細な高音部分など音楽的にも多方面から高評価を受けていた。
オレンジラプソディ/神宮寺レン(CV.諏訪部順一)
作詞/上松範康
作曲/藤間仁
編曲/藤間仁
うたのプリンスさまっ!キャラクターソング。近年では珍しいほど全体的にキーがかなり低い。低音だと通りにくくなることが多いが、その部分を声優さんの持ち味である声のセクシーさでカバーしており、低音ながら聴き心地がとてもいい。
PRIZM♪RIZM/WITCH NUMBER 4
作詞/SATSUKI-UPDATE
作曲/ヒゲドライバー
編曲/
友人がカラオケで歌っているのを聞いて知った。打ち込み、電子音の機械的なテクノポップにのせたサビのメロディ高音がとてつもなく気持ちいい。転調も気持ちいい。
秘密基地/高田梢枝
作詞/高田梢枝
作曲/高田梢枝
編曲/TOMI YO
モラトリアム的な歌詞が秀逸。サビは伸びやかで爽やかなメロディだけれど、どこか諦めというか漠然とした絶望を感じ、シンプルな曲なのに刺さる。
オレンジの空の下/豊川風花(CV.末柄里恵)
作詞/こだまさおり
作曲/岡本健介
編曲/森谷敏紀
シンプルに良い曲。ボーカル、コーラスが綺麗。
サマ☆トリ ~Summer trip~/北上麗花(CV.平山笑美)
作詞/唐沢美帆
作曲/増谷賢
編曲/桑原聖、酒井拓也(Arte Refact)
サビのメロディが秀逸。声優さんによる歌唱の表現力もすごい。
作詞/hisakuni
作曲/hisakuni
編曲/hisakuni
どこか懐かしさを感じるイントロからAメロへ入るまでの流れが、聞く人の心を離さない。サビの入り方も独特で、常に次の展開を気にならせワクワクさせる。気がつけば最後まで聞いてる。
リングオブドランカー/柿原徹也
作詞/大石昌良
作曲/大石昌良
編曲/大石昌良
友人に布教して頂いた曲。聞いてまさかと思ったらやっぱりオーイシお兄さんの提供曲。メロディにはまる歌詞が乗りが良くて気持ちいい。酒飲んで酔っ払う曲なのに。
Sugar★Sugar★MAGiC★/伊地崎麗奈(CV.黒沢ともよ)
作詞/takamatt
作曲/takamatt
編曲/
ラップ(なのか?)のBメロ後に入るサビのメロディがとても好き。落ちサビの繰り返し部分の言い方もとても好き。
秘密く・だ・さ・い/宮里久美
作詞/松井五郎
作曲/鈴木キサブロー
編曲/鷺巣詩郎
歌謡曲にSF感を融合した80年代アニメソング。作中では軍に戦争のために利用されるアイドルの歌唱曲として描かれ、実際に当時の新人アイドルが声優・歌唱を努めている。壮大な哀しさを表現しており作品を構成する要素として非常に重要な役割のある曲だと思う。
作詞/KOTOKO
作曲/黒須克彦
編曲/黒須克彦
南條愛乃さんがひたすら可愛い曲。サビ入りの間がいいアクセントとなってサビのテンポの良さが引き立つ。
作詞/ティカ・α
作曲/ティカ・α
編曲/ やくしまるえつこ、山口元輝
やくしまるえつこ氏が花澤香菜氏へ提供した曲。聞けば一発でわかるレベルでティカ・α(やくしまるえつこ氏の作詞作曲名義)感がものすごく強い。が、花澤さんの柔らかい声がそのクセのある曲調に合っているので最強の曲になってしまった。
ウェイウェイ大学生/ヤバイTシャツ屋さん
作詞/こやまたくや
作曲/こやまたくや
編曲/
友人がカラオケで歌っているのを聞いて知った。ノリでそのままアルバム買った。ふざけてる曲ばっかりだけど曲の完成度も高いし、ツインボーカルによって曲の幅も広く、若い層の支持を広く集めることで発言力を集めて伝えたいことを発信していくのはSNS世代の理に適ったロックだと思う。
W-KEYAKIZAKAの詩/欅坂46
作詞/秋元康
作曲/ 前迫潤哉、Yasutaka.Ishio
編曲/佐々木裕
おそらく坂道グループの曲で初めてまともに聞いた。ほぼほぼサイレントマジョリティーくらいしか知らないって時にこの曲のMVを見たら、全然知らない身からしてもエモ散らかしたので、初期から応援し続けた人にとっては嬉しい作品なのだと思った。
Lamb./GARNiDELiA
作詞/MARiA
作曲/Toku
編曲/Toku
Bメロからサビ頭の弾け方とか、つい身体が動いてしまうようなテンポの良さが聞いていて気持ちがいい。
Playing the world /オーイシマサヨシ(OxT)、KISHOW(GRANRODEO)、鈴木このみ、茅原実里、TRUE、DRAMATIC STARS(アイドルマスター SideM)、中島 愛、南條愛乃(fripSide)、羽多野 渉、早見沙織、春奈るな、Pyxis、Machico、Minami、三森すずこ、and more!!
作詞/ZAQ
作曲/ZAQ
編曲/ZAQ、EFFY
アニサマのテーマソングは毎年いつ誰が歌っても通じる普遍さがあると思っているのだけれど、2017年テーマソングは特にいつ聞いても勇気づけられる。明るく楽しい曲に半音とか使って寂しさを歌われるのに弱いって何回も言ってるし、多分これからも何回もいう。すぐ言う。
Pops heartで踊るんだもん/Aqours
作詞/畑亜貴
作曲/高田暁
編曲/高田暁
μ'sの後発ユニットとしてラブライブ!サンシャインのAqoursがアニメ化映像特典として歌った曲。すぐ言うけど明るく楽しい曲に少しの寂しさを含ませる、まさにラブライブ!作品の感じを見事に受け継いだ曲。楽しい、だけでなく、楽しいから帰りたくない、にすることで楽しい感情のまま寂しさを孕ませる表現が秀逸。
FINALegend/CYNHN
作詞/渡辺翔
作曲/渡辺翔
編曲/中西亮輔
カラオケで歌ってない時に流れるCMで運命的な出会いをした。おそらくμ'sぶりに全曲好きと言えるアーティストに出会った。そのCYNHNのデビュー曲。Bメロのクリシェが気持ちよすぎる。自己紹介ソングとしてわかりやすかったし、全員に声質の特徴があって聞き分けが容易なのも良い点。なにより、デビュー曲の曲名がFINALEだし、冒頭が”今までどうもありがとう”から始まるし、興味を引いた。おそらくこれから何度も歌うことになる大切なデビュー曲が”終わりを肯定的に捉えて次のステップに進む”歌というのは意外と斬新で、ある種確信的にこのグループは終わりまでのストーリーが美しくなるだろうと思った。
その4へ続く…